マニラの日本語圏内に屯する怪しい男 II

2011年10月31日の寒汰のブログ魔尼羅盗撮バージン(仮名)のエントリに関して、某所でかわされた会話をご覧頂きたい。

Aさん> 経済にやたら不満みたいだけど、臭皇の売上が相当悪いんじゃないの?

Fさん> 臭皇の売上はかなり下がってきてるみたいですしね。

Aさん>  MBCは寒汰を監視するため頻繁に行っていたけど見たことない日本人ばかりで在住者はほとんど来ない。あそこは短期旅行者が来る場所w

Aさん>  政府の発表するデータとか全く見ていないようですね。憶測だけ。

Fさん> ド素人の憶測だけで世界の経済を語れるのが寒汰の凄いところですねw

Aさん> 「日本人を物色している。旅行者情報を収集している………………そんな感じです。」って寒汰は言ってるけど、自分がフィリピン初心者を狙っているから他人までそう見えるのでしょう。たまたま見かけたものを全てだと思うところは変わってませんね。まさに風評

Aさん> この写真の場所はコーヒーカップの写真を撮っていたいつもの特等席ですね。写真のウエイトレスは1年以上働いている奴。

Fさん> しかし好調なフィリピン経済のトレンドを全く無視した滑稽な寒たマクロ経済理論ですね。バカ丸出しw

Fさん> フィリピンと日本の関わりが減ってるんだから、渡航者数が減って当然なのに、自分が見ている凄まじく狭い世界と関連づけたがるのが不思議ですね。一日寒い日があっただけで「大変だ!地球の寒冷化がはじまった!氷河期になる!」と叫びだすようなものですね。

Aさん> フィリピン人と日本人の婚姻数は5年前の半分ですねw

Sさん> うん、こういう分析こそ欲しいものですね。

Wさん> 客観的データを確認する気すらないようですね。コンビニのストアコンピュータって販売に関する思い込みを是正するのに役立ちます。それくらい微妙なところで人間の感覚は危ない。客観的データに基づいてマクロで見てミクロで見ないと判断なんて出来ない。寒汰は小学生並みですね。

Sさん> 寒汰と同列に扱ったら小学生に失礼ですよw

Fさん> 寒汰の知能は原人並ですからねw

Wさん> そもそも短期でフィリピンに行ってたまたま見かけたものから「日本人観光客少ない。日本人が屯している。セットアップか詐欺をしようとしている」って飛躍しすぎ。

Wさん> 「どこが景気が良いとか、悪いとか?そりゃ~ 客や市民の動きの変化だけ見ているだけでも十分判断できるというものです。」

寒汰は安飯屋の客を見てマクロ経済が解るようですよw > Fさん

Fさん> 寒汰が言ってるのは日本にたまたま来た外国人が、日本に赤線がなくなったのを見て「日本経済は崩壊した!」と騒ぐのと同じレベルですね。赤線がなくなったのは日本経済の好不調と全く関係なく、単に風俗の取締が厳しくなっただけだから。

一同> やはり寒汰はバカ丸出しw

「ゲヒーーヒヒッヒッヒヒヒ、俺、経済の専門家。俺、安飯屋を見ただけで世界経済がわかる。俺、天才。俺、凄い!ゲヒーーーーー!」

今日もシティガーデン206号室で寒汰の奇っ怪な叫び声が虚しく響いていた。

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この世に生を受けたばかりの赤ん坊を侮辱し、死んだ方をパスポートをネットで晒し冒涜する寒汰の非人道的行為については下記のエントリを御覧ください。

死者への冒涜

人の誕生と人間としての矜持

絶句レベルの寒汰の公開オナニーの詳細に関しては以下のエントリを御覧ください。

絶句!釧路臭皇・公開オナニー事件

伝説の寝たきり男と寒汰の対決は下記のエントリを御覧ください。

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マニラの日本語圏内に屯する怪しい男

2011年10月31日の寒汰のブログ魔尼羅盗撮バージン(仮名)のエントリもいつも以上に壊れた日本語と奇っ怪な内容である。

現地フィリピンの貧困層や飲食店からの、市民の生活や経済を薮睨みしていても、マクロ的な推測は出来るというものです。

「薮睨み」しても焦点があってないから何も理解出来ないと思うが、寒汰の場合は飲食店を「薮睨み」するだけでマクロ経済が理解できるのだろうか。

寒汰が「薮睨み」の意味もマクロ経済もミクロ経済も全くわかってないのにわかったふりをしてようとしているのが、この一文だけで丸わかりである。

どこが景気が良いとか、悪いとか?
そりゃ~ 客や市民の動きの変化だけ見ているだけでも十分判断できるというものです。

経済指標を一切みず、個人の思い込みだけで経済が理解できるなら経済学はいらない。ましてや何を見ても勘違いする、英語もタガログ語も一切できない、さらに魔尼羅の中でも日本語の通じる範囲しか行かない寒汰が何を判断できるというのだろうか。

貧富の差が大きいほどに、大金持ちがいくらもうけて、国家の歳出歳入がどうなりましょうと、貧しい人の懐に廻り回って溢れて来るカネはわずか。
市中に流れる金が少なければ、大金持ちが貧困層から掻き集めたカネで、土地を買いビルを建てましょうが、貧困層を含むカネの還流はおきませんからね。

経済学を一切知らない癖にここまで断定的に言い切る寒汰に筆者はあらためて驚かされた。そもそも、寒汰はフィリピン経済が堅調に伸びていて、それを支えるのが勃興しつつある中間層だということには一切気づいていないようである。

震災、原発事故以降の日本の経済状況が、フィリピン渡航者にも反映されて来ました。

これまたとんでもない珍説である。興行ビザに関する省令改正が2006年に施行されてから日本からフィリピンへの渡航者は綺麗に減り続けている。

フィリピン観光省のデータをグラフにしてみたのでご覧頂きたいが、別に震災だからだとか、日本の経済云々など何も関係なく、その前からフィリピンへの渡航者は減り続けているのである。

何を見ても気づかない、勘違いしかしない寒汰にはこんな明らかな事実さえ目に入らないようである。

家電業界は、国内生産や生産そのものからの撤退を余儀なくされ、タイの洪水の影響も、円高の影響もより陰を落として行くことでしょう。

タイの洪水が日本経済に与える影響と円高が与える影響のどちらが大きいかなど、経済の専門家にすら簡単には算定できないのに、自称経済専門家の寒汰は論拠を一切示すことなくタイの洪水の方が大きいと言い切るのである。

こんなとんでもない暴論にはフリードマンもサミュエルソンも腰を抜かしてしてまうと思われる。

行った渡航先のフィリピンの盛り場が、日本人環境下では、盛り上がりに欠けます。

わざわざ海外に来て盛り上がらず、貧しさと客の疎らな、かっての「盛り場」を目に映すのならば、日本国内でも気分転換の選択肢はあるというのが、かってのフィリピンファンの心情

寒汰の周りはいつも盛り下がっている。誰も寒汰と口も聞きたくないし、あまりの臭さに近寄りたくもないからである。それを、他人のせいにしたり、ましてや経済全体のせいにするとは、寒汰の責任転嫁もいよいよ極限まで来ている。

ここに来て、LA Cafe(MBC)や日本食提供店で、これまで見かけなかった日本人を目にします。

英語もできない、タガログ語もできない寒汰が行ける場所は日本語が通じる飲食店しかないというのを自ら暴露している。

なお、マニラベイカフェには寒汰は10月の渡航時は現れなかったようである。売春婦にもウェイトレスにも徹底して嫌われていて、注文さえとりに来てもらえないのがいい加減見にしみたのであろうか。

次回、11月の渡航時にマニラ・ベイカフェにあらわれるかどうか筆者は大変楽しみにしている。

「酒を飲むでもなく、娘たちと戯れるでもなく何をしているのだろう?」

日系の料理屋、居酒屋でも同じこと、メシをさっさと食べて出て行くわけでもなく、酒を飲んで居るわけでもなく、日本人の会話や店の会話に耳たてて、置いてある書類を盗み見する。屯しています。

日本人を物色している。旅行者情報を収集している

まさにこれは寒汰自身である。

「クソッ、クソッ、クソッ!エダモトに客が少ない!俺は金をたかる相手を探しているのに、全然鴨が見つからない。クソッ、クソッ、クソッ! 客がいれば会話の内容を盗み聞きできるし、客がテーブルの上に置いている書類を盗み見できるのに、客が居ないからできない。クソッ、クソッ、クソッ!」

寒汰のうめき声が聞こえてくるようである。

オーダーもせず、無料の付出しだけで何時間もエダモトに居座り、他の客の会話に聞き耳をたて、無料で飲み食いして女遊びをしようと画策し、あわよくば他人が無造作にテーブル上においたパスポートの中を盗み見して個人情報を盗もうとする寒汰。

そんなとんでもない男のとんでもない行動と、とんでもないブログはまだまだ続くのである。

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知識と経験とネット検索

当ブログでは、寒汰のとんでもない間違い、勘違い、知識の欠如を指摘してきた。

それに対して寒汰は真っ赤な顔をして怒鳴り散らしながら怒ってるようである。

「クソッ、クソッ、クソッ!俺の間違いにいつもすぐに気が付きやがって!あいつらはネット検索して調べてるだけだ!クソッ、クソッ、クソッ!」

しかし、どうも寒汰は根本的に勘違いしているようである。

私を含め寒汰リークスプロジェクトのメンバーはネット検索するから知識があるのではない。

元々知識も経験もあるからネット検索を有効に使えるのである。

ついでに言えば読解力も文章作成能力も高いのでそれをさらに短時間で行うことができる。

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寒汰はそれが理解出来ない。

誰かが自分より知識があったり素早く情報収集しているのを目の当たりにすると、何か魔法の道具でも使っているのではないかと思い込むのだ。

発想が少年漫画レベルである。

福島の原発事故が起こった時も「鉄腕アトムを呼べば万事解決だ」と、寒汰は言い放った。

寒汰のように頭の悪い人間は、どうもこういう魔法の道具に発想が行きがちである。

現実の作業は漫画のような単純に片付くものではなく、地道な作業の積み重ねだということを知らないようだ。社会人としてちゃんとした仕事を一切してきてないからそういう発想になるのだろう。

知識も経験も能力もないから突拍子も無い発想しかできないのである。

ともあれ、我々寒汰リークスプロジェクトの人間がなぜ正しい情報をしかも短時間で集めブログエントリにに仕立て上げられるか、そして寒汰とは何が違うのか一項目ずつ説明してみたい。

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読解力

まず、寒汰リークスプロジェクトのメンバーは文章読解に優れた人が多い。

そもそも寒汰の凄まじい悪文(本人は格調高いと思っているらしいが実際は凄まじい悪文)を理解するにはかなりの文章読解力がいるからだ。

幸い私も他のメンバーも現代日本語の文法はもちろん、漢文も古文も基本知識はあり、さらに行間を読むための訓練も普通の人よりは行ってきている。(もっとも寒汰の文章を読むのに漢文や古文の知識はほとんどいらないが)

またこの読解力はネットでの探しものにも有効に働く。高い読解力があるから短時間の検索で目的のものを発見できるのである。

もちろん、寒汰にその能力はない。読解力が全くない寒汰はネチネチと何時間も検索をしているが、文章を読めば読むほど何かを理解するどころか勘違いしてしまうのだ。

基本的な教養

基本的な教養がなければ、適切な検索をすることも引用をすることも無理だし、そもそも何を調べればいいのかのアイデアも思い浮かばない。

語学で言えばフィリピン関係の話題であれば英語は必須、それにタガログ語やスペイン語の知識も時には必要である。

(筆者はスペイン語はわからないが、フランス語からの類推でスペイン語の文法構造や単語の想像はつく)。

フィリピン文化のみならず、周辺のインドネシア、ベトナム、中国、タイ、ポリネシアなどの周辺国の文化、歴史も知らなければ客観的にフィリピンの評価はできない。

さらに政治、建築物、経済、経営学、言語学、流通、食品、旅行業界、ITの話題があがるが、これも基本的な知識が必要である。でなければ寒汰ブログをぱっと読んでの何が間違いで、何を勘違いしていたかは想像すらつかない。

筆者の場合は、比較文化や言語学、歴史に関しては多分普通の日本人よりはわかるし、苦手な食品や旅行業界の話題も他のメンバーで詳しい方がいらっしゃるので助けていただいている。

もちろん、寒汰にはどの教養も知識もない。悲しいほどまでにない。

とある人が言っていた。寒汰の教養レベルは「小学生レベル」だと。

おまけに寒汰は英語が一切できない。なにせシュッテルのバス、モーニングセット、ハンドフリーな恋レベルの英語なのである。

英語での検索すらできないから日本語の間違った情報をすぐに鵜呑みにするのである。

そんな寒汰には多方面での知識教養を持った人間がどれだけの物事を把握しているかは全く想像もつかないのだろう。

経験

経験がなければ調べ物をしても有効な情報を掘り出すことは難しい。筆者自身はフィリピンを初め世界何カ国かで仕事もしたことがあり、フィリピン国内でいえばマニラ以外だとネグロスなどの数地域で合計一ヶ月過ごした程度の経験しかない。

それでもフィリピンの田舎に寒汰より遥かに長い日数いたわけだし、寒汰には想像もつかないであろうフィリピンでのオフィスワークも経験している。

さらに、この寒汰リークスプロジェクトに協力してくださっている方にはフィリピンで長年仕事をされていた方、フィリピンを対象に研究されている学者の方、フィリピンでの裏の遊びを極めた方、そしてなにより、寒汰にフィリピンでの遊びを教えてやった巨匠がいる。

その自分たちの経験があるから、ネット検索する時も勘が働くのだ。

寒汰の場合、日本語圏番長で自分一人ではなにもできない。

付き添いが居なければフィリピン国内旅行すらできないのだ。

アンヘレスにすらTOSHIYAさんが居なくては行けない。

写真家を気取る割にはフィリピンの観光名所や風光明媚な場所にすら行ったことがない。

雇っているガイドが単なる元じゃぱゆきだから仕方のないことかもしれないが、寒汰は自分一人だけでは何も経験できない。

フィリピンに9年間毎月行っていながら、何も見てない聞いてない寒汰では何を調べても現実離れした妄想が膨むだけなのは仕方が無いのだろう。

男女関係

経験の中でも、夜遊び関係で言えば男女関係は大事である。

筆者は人並み程度にしか日本人女性とも、タイやフィリピンその他の外国人とか付き合ってないが、まあそれでも人並み程度の経験はある。

さらに寒汰リークスプロジェクトのメンバーには茂雄のような極悪男もいるし、正真正銘の日本人女性もいる

だから男女関係の何が真なのかも調べることができる。

生まれてこの方一度も女と付き合ったことのない寒汰には、もちろん男女関係の経験はゼロに等しい。素人と一度もSEXをしたことのない男が「愛のあるSEX」を語るのは荒唐無稽以外のなにものでもない。

統計知識・プログラミング

定量的に物事を説明したい時、あるいは資料の中の大量のデータを短時間で処理したい場合、統計知識やデータの整理のための簡単なプログラミングくらいは必要になる。

特に経済関係の説明や、人間の行動パターンのプロファイリングには重要である。

一々手で作業できる量ではないことが多いし、正確に計算して定量的な根拠を示さなければ、ただの当てずっぽうになるからである。

筆者は一応基礎的な統計の知識はあるし、簡単なプログラミングくらいはできる。最近はデータの整理は Python を使って行っている。

寒汰にはもちろんそれは到底おぼつかない。スクリプト言語どころか、Excel に触ったことがあるかどうかも怪しい。

困ったら何でも鉄腕アトムがなんとかしてくれると思っててる寒汰は Excel に向かって怒鳴れば自動的にグラフが描けるとでも思っているのだろう。

あるいは Excel と聞いたら KTV を連想しているかもしれない。

情報整理能力、ITリテラシー

調べた結果は膨大になるので、それを整理し記憶するスキルも必要になる。筆者は主にとあるオフィスツールを主に使って調べた結果を整理している。整理しているのでいざ必要となった時に短時間で探しだして流用できる。

また、細かいテクニックであるがショートカットキーなどを使用することで大幅に作業時間を節約している。

さらに、数人で意見を出し合うためのツールも重要である。メールでやりとりなぞしていたらいくら時間があっても足りない。これらのツールを使い分け、使いこなすためのリテラシーは効率良く作業をすることは仕事をする上でもプライベートでも重要である。

誰も相手にしてくれず暇を持て余している寒汰にはこういうコラボツールの有効性は理解出来ない世界なのだろう。

その上、寒汰にはIT リテラシーは悲しいほどまでにないのだ。

たとえばIPアドレスが何か聞かれた寒汰は Wikipedia のIPアドレスの内容をそのままコピペしていた。

要はITのこと、コンピュータのことは何もわかってないのである。

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考察力、文章力

整理された情報を最終的にはブログに書くので文章力も当然必要になる。筆者も決して文章がうまい方ではないが、集まられた資料から短時間で文章を書き起こして完成させる能力に関しては普通の人よりはかなり高い方だと思う。

もちろん、寒汰にはそれはない。文章を書くのに凄まじく時間がかかる上に、凄まじい悪文しかできあがらない。

人脈

一人で調べられるい事、気づくことには限界がある。その点、筆者は幸いにも多くの寒汰リークスプロジェクトのメンバーに助けられている。

筆者より遥かに優秀な方々の協力を得られている。 また、寒汰の行動の裏付けをとるための魔尼羅や釧路で協力をしてくださってる方も居る。

一方、寒汰にはそんな友人は誰一人いない。悲しいほどにいない。

寒汰が友人だと思っている人間はむしろ寒汰リークスにこっそりと情報を流してくれるほどである。

友人が居ない寒汰には寒汰リークスプロジェクトがなぜフィリピン、釧路の情報をリアルタイムで把握できるか理解出来ないだろう。

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結局のところ、何かの情報が正しいかどうかを調べるのは、単にネット検索すればいいものでもなくて、それ以前に様々な知識や知能、スキル、環境、友人がいる。

寒汰は結局その何も持っていないので調べれば調べるほど的はずれな方向に行くのだ。

更に言うと、寒汰は物事をまともに何かを調べた経験すらない。だから誰でもネット検索さえすれば何でも簡単に欲しい情報が見つかると思い込んでいるのであろう。

そして自分の無知にすら気づかないのであろう。

情報を調べる上で、ネット検索などほんのごく一部の作業に過ぎない。検索など所詮、自分の持っている知識や経験の再確認、せいぜいそれの僅かばかりの延長に過ぎないのだ。

でなければ寒汰のように途方も無い時間がかかったり、あるいはそもそも正しい情報に行き当たることは不可能である。

寒汰は自分がネット検索を使って有効な答えを導きたすための能力、教養、人脈、経験の全てを欠いていることすら理解していないのだろう。

知識もない、経験もない、才能もない、人脈もない、ないないずくしの寒汰の悲しさである。

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「凄い!凄い!寒汰さんはないないずくしの天才だ!寒汰さんは世界一のフィリピンベテランだ!」

今日も takashi の九官鳥のように素っ頓狂な声がエダモト(仮名)に鳴り響いていた。

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姦通の女

人々が女を連れてきて、広場の真ん中にたたせた。

そして年長の男が言った。

「この女は売春をした。これは重罪だ。法律ではこういう女は石で打ち殺せと命じている。皆、どう思うか?」

すると、その場に居た「馬小屋生まれ」と呼ばれる男が進み出た。

馬小屋生まれと呼ばれる男は風変わりな男だったが、話に妙に説得力があり誰からも一目を置かれる存在だった。

その馬小屋生まれの男は静かにこう言った。

あなたたちの中で、罪をおかしたことがない者が、まずこの女に石をなげなさい。

これを聞いて皆が静まり返った。

互いの顔を見合わせたり、うつむくばかりで石を投げ出そうとする者はいなかった。

そして一人、また一人と立ち去りはじめた。

と、その時、地の底から響いてくるような低い大きな声で一人の男が怒鳴った。

「俺、罪を犯したことない! だから、俺、石を投げる!」

そう叫ぶや否やその低い声の男は人の頭くらいはあるかと思えるような大きな石を持ち上げ、女に思いっきり投げつけた。

石は女の頭に当たり、女の頭から血しぶきが飛んだ。

それを見て、その低い声の男は手を打って喜んだ。

「俺、正義の味方!俺、もっと石を投げる!俺、偉い!」

そして、男は手当たり次第、そこら中にあった石をいくつもいくつも女に投げつけた。

そして低い声の男は何度もこう叫んだ。

「おい!お前、売春婦!売春婦は死んで当然だ!死ね!ゲヒヒヒヒ!」

周囲のものは凍りついた。

なぜなら、その低い声の男は毎日買春しており、今回、この女が捕まったのも、この男相手に売春していたからなのだ。

自分が買春したことを棚にあげて、その買春相手の女に対してそこまで残虐になれる神経を皆疑った。

しかし、周囲の様子など全く気にすることなく、低い声の男はますます興奮して石を次から次に女に投げつけた。

それを必死で止めようとする馬小屋生まれの男も殴り倒して、低い声の男は女が死ぬまで石を投げ続けた。

「ゲヒーーーー!俺、正義の味方!売春婦は悪!俺は正義!俺、褒められる!俺、偉い!ゲヒヒヒヒー!」

男の名前はサムータといった。

(本文と写真は全く関係がありません)

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2000年後の現代、低い声の男が叫んだ。

「ゲヒーーーーー!俺、大震災、大好き!」

低い声の主は、寒汰(さむた)と呼ばれる男だった。

いつも知ったかぶりばかりしていて、誰からも忌み嫌われていた。

「ゲヒーーーーー!俺、原発大好き!知ったかぶりしてもバレない!」

確かに、原発は元々専門知識のある人間が少ないので、知ったかぶりしてもバレにくかった。

それにしても寒汰の知ったかぶり、勘違いは今回の原発事故ではいつも以上に凄まじかった。

「福島原発は核弾頭である」「すぐに核爆発が起きる」「きのこ雲があがったのは核融合反応が起こったからである」「石棺を作れば今すぐに問題は解決する」「政府東電の発表は全てでたらめである」

寒汰はとんでもない誤情報を流しまくった。これらはパニックに陥った人間がでっちあげる、デマレベルの話である。

しかし、こういう震災の時にはそういうデマ情報を信じてしまう人間がいるのも確かであった。

「ゲヒーーーー!俺、皆が慌てふためくのが大好き!皆、俺のデマ情報信じる!皆、俺を博識だと思ってる!俺、偉くなった気分!俺、気分爽快!ゲヒーーーー!」

周囲の人間があわてふためくのを見て寒汰は大喜びした。

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「ゲヒーーーーーー!俺、震災大好き!俺、正義の味方になれる!何でも政府、東電が悪い!政府、東電死ね!ゲヒーーーー!」

寒汰はひたすら政府、東電を攻撃した。

非常時には人間は感情的になって単純な発想に走りやすい。

ある部分は正しく、ある部分は誤っているという高度な考えなどせずに「◯◯がやってることはなんでも悪い」という短絡的な考えに走りがちなのだ。

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自分では全く何もしないくせに、正義の味方と呼ばれることが大好きな寒汰はそういった人間の特性は本能的に分かっているようだ。

だから、今回、政府、東電さえ攻撃していれば、人々は自分を賞賛してくれると寒汰は思った。

そして、寒汰は震災で被害が出れば出るほど喜んだ。人々が傷つけば傷つくほど、怒りが充満するからだ。

政府東電さえ攻撃していれば、自分はそういう人々から応援されると思っていた。

「なんでも政府、東電が悪い!俺の体が臭いのも政府、東電のせいだ!原発の問題は簡単に解決する!原子炉をコンクリートで固めればすむだけだ!すぐに終わる!すぐにやらない政府、東電が悪い!」

普通なら簡単な作業が、放射線レベルの高い場所では、ましてや津波の被害のあった場所では恐ろしく困難な作業になること、また冷却されていない原子炉はコンクリートで固めればすむものではないこと、そんな複雑な状況を寒汰は全く理解していていなかった。

そもそも類人猿以下の寒汰の脳では物事の多面性など理解できるわけがなかった。

「政府、東電が悪い!俺が女に生中出しできないのも政府、東電が悪い!原発現場の人間は怠慢だ!簡単な仕事くらいちゃんとしろ!とっとと働け!俺に健康被害があったらどうするんだ?俺は正義の味方なんだぞ。ゲヒヒヒヒ」

震災の後、すぐさまフィリピンに逃げ出して、毎日マニラで買春している寒汰が叫んだ。

危機から真っ先に逃げ出す正義の味方など聞いたことがないが、その滑稽さは2000年前、姦通の女に石を投げつけたサムータにそっくりであった。

自分の罪深さなどたなにあげ、自分が注目されるためだけにスケープゴートをひたすら叩くのがサムータと寒汰に共通する特徴だった。

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「ゲヒーーー!俺、罪を犯したことない。俺、正義の味方!悪いやつ死ね!俺だけが偉い!ゲヒヒヒヒヒヒ!」

寒汰の異常な叫び声は2000年の時を越えて異次元にまで響いていた。

そして、そんな「自称正義の味方」寒汰に対する人々の怒りも時空を超えて燃え上がっているのである。

 

20ペソの節約で失う物 I

この日も寒汰はパサイの日本食料理屋、エダモト(仮称)に来ていた。

通常よりも長い魔尼羅滞在である。

それも仕方がない。異常に怖がりの寒汰は釧路に帰るのに福島上空を飛ぶのが怖いのだ。

震災が起こった直後は、福島上空を飛ぶのを怖がってフライトを変更したり、

福島上空半径千キロは飛行するなと、JALのカウンターでだだをこねて、一騒動を起こしたほどなのである。

そもそも釧路から羽田に飛ぶのに福島上空千キロも離れたら、沖縄以外の日本のどこにも着陸できない

そもそも、釧路も千キロ圏内なので、離陸すらできない。

しかし、社会の知識がゼロにも等しい寒汰にはそんなことも分かるわけがなかった。

ともあれ、異常に小心者の寒汰はガタガタブルブル震えながらマニラにやってきた。そしてそのまま日本に帰る様子はなかった。

福島上空を飛ぶことがなにより怖いのだ。そのことを想像するだけで小便を漏らすことはもちろん、脱糞してしまいそうになる寒汰であった。

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テレビでは避難所の様子が映されていた。

それを見て、寒汰は大声で怒鳴った。

「おい!政府の奴ら、ちゃんと食料を避難所に送れ!被災者は食事も満足にとってないんだぞ!その気持を考えたことがあるのか!お前らは食事抜きだ!」

そう叫びながら、寒汰はムシャムシャバリバリと、下品に無料の付き出しを食べた。

既にこれで69個目だった。無料のものなら、いくらでも食べる寒汰であった。

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「全く、毛布もちゃんと送ってるんだろうな!寒がっている被災者の気持ちをちょっとは自分も体験してみろってんだ。」

そして、寒汰はマグロ子おばちゃんに大声で叫んだ。

「おい!マグロ子!ちょっと暑いぞ!俺がいる時は気温23度設定。1度でも狂わせるな!といつも言ってるだろ!? 俺が快適じゃなくなったらどうするんだ? 今日も金は払わんぞ!ゲフッ」

誰よりも暑さにも寒さにも我慢しない寒汰であった。

さらに、いつも金を払わない寒汰であったが、この日も無銭飲食するつもりのようだ。

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「ゲヒヒヒ、政府批判をする俺ってかっこいいな。俺、正義の味方!俺、偉い!ゲヒーーーーーーーーーッツ!」

寒汰は自分のことを「正義の味方」と言うのが口癖だった。

しかし本当の正義の味方なら、人が困っているときに真っ先に母国から逃げ出したりしないものなのだが。

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「おい!そこのお前、帰る前に俺に金を払っていけ。義援金だ。俺はな、釧路だから全然被害は受けてないが、震災で俺の心が傷ついたんだよ。だから俺に金を払え。ゲヒヒヒヒ。震災で金を儲ける俺は賢いだろう?」

寒汰が声をかけた男は宮城出身で津波で親戚の行方がわからなくなっていて悲しみにくれていた。

しかし、寒汰はそんなことはからっきし気にしていなかった。

他人が受ける一万の苦しみよりも、自分の取るに足りない感情の方が大事なのである。

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「おい!お前、俺のことをケチだと思ったのか?」

寒汰はあの猛烈な悪臭を漂わせ、獣のような気持ち悪い目をぎらつかせながら、隣の客に絡んだ。

「俺はな、ケチじゃないんだ。年収3千4百万円もある俺がケチなわけがないだろう?ゲヒヒヒヒ」

年収の額とケチさは全く別だった。さらに寒汰の経営する臭皇(くさおう)の売上が3千4百万円なのであって、寒汰の年収はその半分以下なのだ。しかし、算数すらできない寒汰には店の売上が自分の年収と思い込んでいた。

「俺はな、年収三千四百万円もあるんだ。お前の収入の倍以上あるだろう?どうだ?俺は偉いだろう?ゲヒヒヒ」

寒汰は世の中の全ての企業が、国鉄並の安月給だと思い込んでいた。

銀行や外資企業につとめていれば、半分の千七百万円どころか二千万円以上の年収のある人間は珍しくないのだ。

しかし、国鉄勤務時代に一度も昇進できなかった寒汰にはそんなことが分かるわけもなかった。

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「おい、マグロ子!お前の出身地は福島なんだってな?じゃあ今回被害にあったな。」

(※ マグロ子おばちゃんの出身地は本当に福島です。エダモト(仮称)に居らっしゃる方は、お気遣いください。)

周囲のものは少し驚いた。他人の心がどんなに傷ついても気にしない寒汰でも、さすがに福島出身者には気遣いをするのか、と皆が思った。

しかしその期待は数秒後に裏切られた。

「お前の親族、全員死ぬな!放射能でやられて100%ガンになるぞ。ゲヒヒヒヒヒヒ」

寒汰は心の底から嬉しそうに笑った。他人を不安がらせるのがなにより好きな寒汰だった。

「福島の原発はな、核弾頭だ。もうすぐ核爆発するな。ドカーーーーン!ゲヒヒヒヒ」

原発では兵器のような核爆発はおこりようがない。そもそもシステムが全く違うのだ。もちろん、小学生レベルの理科の知識もない寒汰にはそんなことは分からなかった。核と名前がつくものは全て核爆発すると思い込んでいるのだ。

また、寒汰は放射線を浴びたら必ず死ぬものだと思い込んでいた。

どうも知性が寒汰並だと、世の中の現象はすべて「ある」「ない」の二つの状態しかないと思うようである。

確率が高くなる、低くなるということは全く理解出来ない。

凄まじく単純な脳みそであるが、ホモサピエンスを超えた珍獣では致し方ないのであろう。

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「おい!福島だけじゃないぞ。東京もな、すぐに死の灰が降って壊滅だ。お前らが今食べてる魚はな、日本から輸入した魚なんだ。だからな、プルサマールが入っていてお前らはすぐにガンになるな。ゲヒーーヒヒヒヒッッヒヒヒヒ!俺は物知りだろう?俺は偉いだろう?俺を尊敬しただろう?ゲヒヒヒヒ」

寒汰はプルサーマルをプルサマールと勘違いしていた。英語ができないので、フィリピンのサマール島 Samar と温度の形容詞である thermal が同じに思えるからだった。

さらに、普通のウラン燃料の燃料棒の中にもプルトニウムが入っていることなど小学生レベルの理科の知識すらない寒汰には分かるわけがなかった。

それにしても、寒汰がでっちあげるデマの中身はひどかった。そんなとんでもないデマもとい嫌がらせを言う男など、誰も尊敬できるわけがなかった。

しかし、他人の気持ちを傷つけることには全く無頓着で、なにより自分が知ったかぶりすることだけに関心があった。

知ったかぶりさえすれば、人が褒めてくれると思い込んでいるのだ。

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「プルサマールはな、プルトニウムのことなんだ。プルトニウムはな、半減期が2万4千年あるから放射線が強い物質なんだ。一粒でも飲んだら確実にガンになって死ぬんだよ。いいか?魚を食べたお前らは全員死ぬんだ。確実に死ぬな。ゲヒヒヒヒヒ」

ちなみに、多くのマスコミも未だに大きな勘違いしてるが、放射性物質は一般に半減期が短いものほど強い放射線を出す。

考えて見ればあたりまえで、同じ原子数ならば、半減期が長いということは、時間あたりに崩壊する原子の数は少ない、安定した物質だということなのだ。

さらに半減期が短ければその後生成される娘核も放射性物質の可能性があり、さらに時間あたりの放射線は強くなる。

だから原子の数と原子あたりの放射線強度が同じならば、半減期が短い物質ほど要注意なのである。

プルトニウムが怖いのは半減期が2万4千年あるからというよりは、モル単位での放射線強度の強さ、そして人体への吸収が比較的高く内部被曝しやすいことだった。

(しかし、プルトニウムは重たい原子で拡散しにくいため、原子炉から離れたところに住む人間に与える影響は少ないと言われている)

言われてみれば小学生でも理解できる理屈だったが、小学校の理科すら理解出来ない寒汰には分かるはずがなかった。

寒汰にはそもそも半減期が何かすら理解できてなかったのである。

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冷え込む被災地よりも、寒々しい空気がエダモト(仮称)を漂っていた。

寒汰のとんでもない知ったかぶりはもちろんだが、あまりに他人の感情を考えない発言に皆、しらけていたのである。

そんな空気の中、頭の弱い takeshi の素っ頓狂な声があがった。

「凄い!凄い!寒汰さんは物知りだ!寒汰さんほど科学に詳しい人はいない!寒汰さんが世界で一番頭がいい!凄い!」

知らない他人が聞けば嫌味かと思うような発言であったが、寒汰はそれを聞いて至福の表情で笑い転げた。

「ゲヒヒヒ!俺、褒められた!ゲヒヒヒヒ!俺、頭がいい!俺、物知り!俺、知恵オタク!俺、偉い!俺、偉すぎる!ゲヒーーーーーーーーーッツ!」

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「おい!マグロ子!このエダモト(仮称)があるのは俺のお陰だろう?俺は今週も客を紹介してやったよな。俺の貢献は絶大だな。ゲヒヒヒヒ」

それを聞いてふさぎぎったマグロ子おばちゃんの表情がさらに曇った。

寒汰が紹介する客というのはいつもとんでもない迷惑客なのだ。

出迎えの車が遅刻しただけでクドクドと文句をつけてきて営業妨害した客がいたのは以前のエントリで紹介したとおりだが、

今週寒汰がエダモト(仮称)トラベルに紹介した客もとんでもない客だった。

(続く)

プルトニウムとサマール島 II

「ゲヒヒヒヒ、お前、分かっているようだからいい話を聞かせてやろう。あのな、エッサコンプレックスがあるだろう?」

EDSAを寒汰は「エッサ」と呼ぶのだが、フィリピン人は誰しも エ「ドゥ」サと呼んでいる。

(このニュースでもフィリピン人のアナウンサー、レポーター共にはっきりとエ「ドゥ」サと発音している)

寒汰のように外国語のセンスがかけらもない人間にはどうも有声子音が正確に聞き取れないようなのである。

聞き取れない音はないものと認識するので、「エドゥサ」が「エッサ」に聞こえるようだ。

他にも Club Asia を「エーシア」と呼ぶ人間が多いが、これも有声子音の聞きとりに問題があるのが原因のようだ。

Asia の発音はもちろん、エー「シ」アではない。フィリピンでも米国でも英語は e’iʒə (エイジァ)である。

ご興味のある方は、下のページの左下にある「音声を聞く」ボタンを押していただきたい。有声子音の “ʒ” がはっきり聞き取れる。

http://translate.google.com/#en|ru|asia

さらにアンヘレスのことを「本当のスペイン語の発音はアンゲレスだ」とか「アンヘルスだ」と主張する人間がいるようだが、筆者が知る限り、スペイン語ではアンヘレスはアンヘレスである。

http://translate.google.com/#es|en|angeles

筆者はスペイン語はよく分からないのだが、「アンゲレス」「アンヘルス」というのは、日本人にしか通じない特殊な和製英語、和製タガログ語、和製スペイン語の類であると思われる。

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「エッサって?? エドサコンプレックスのことですか?エドサコンプレックスなら僕、大好きです!」

takashi は大きな声で答えた。takashi のエ「ド」サという発音の方がまだフィリピン人には通じるだろう。

8年間フィリピンに毎月通っている寒汰よりも takeshi の発音の方がより正しいとは皮肉なものだ。

「そうか、お前も好きか。ゲヒヒヒ。いいか?エッサコンプレックスに火の家という店があるだろう?あの店がいいんだよ。ゲヒヒヒヒ」

ここでフィリピン初心者の takeshi は、ぽかんという顔をした。EDSAコンプレックスの火の家とは、もしかして、あの店のことを言っているのだろうか。

takeshi の表情を見て寒汰はいらついた。

「なんだ?お前、火の家もわからないのか。英語が出来ないんだな。火の家だよ、ファイアーハウスのことだろうが。あれは火の家のことだろう?お前は英語をもっと勉強しろ!」

寒汰に限らず、フィリピン通いのオサーンは、ファイアーハウスを「火の家」と呼ぶ人間が非常に多いのだが、彼らは分かっていてわざと「火の家」だと言っているのだろうか?

筆者は長年ずっと疑問に思っているのだが、彼らはもしかして消防署の英語を知らないのではないのだろうか?

ファイアーハウスは内装も消防署をフィーチャーしているので間違えようがないと思うのだが。

彼らは消防士は「炎の男」で、消防車は「火のエンジン」だと思っているのだろうか。

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「あ、はい、やっぱりファイアーハウスのことでしたか。火の家って言うんですね。それ、フィリピン英語ですか?」

(※ もちろん、ファイアーハウスが「火の家」など、フィリピン英語ですらない。日本人オサーンたちにしか通じない特殊な言葉である。)

すると寒汰は激怒した。

「バカっ、ファイアーハウスが火の家だというのは正当なクイーンズイングリッシュだ。俺の英語力を尊敬しろ!」

寒汰は激怒した。そして、自分の「クイーンズイングリッシュ」を誇示するためか、大声でウェイトレスに声をかけた。

「おい、ミス、CR はまだ誰か入ってるのか?」

クイーンズイングリッシュどころか、ほとんど日本語である。

そもそも、現代の英語では客が店員に「Miss」と呼びかけることはまず無いし(逆に従業員が客を呼ぶ場合なら筆者は聞いたことがある)、トイレのことを英語では CR とは絶対に言わない。

調べたところ CR (Comfort Room) は、戦前の米語だという情報があったが詳細は不明である。いずれにしても、それがイギリス英語ということはありえない。

「どうだ?俺の英語は流暢だろう?俺はすごいだろう?俺を尊敬しただろう?ゲヒヒヒヒ」

相好を崩してニタニタと笑い転げた。自分の英語力の素晴らしさに酔っているようだ。

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CR など、フィリピンで「英語」と思われているが、実はフィリピン特有の表現で他国では通じない単語や表現は多い。

フィリピン英語は、アメリカ英語やイギリス英語とはかなり違うのだ。

さらに、フィリピン嵌りのオヤジが話す言葉はそのフィリピン英語ですらなく、日本人同士でしか通じない完全な和製英語なのだが、寒汰のような頭のおかしな人間にはそれが正統派のクイーンズイングリッシュと思えるようである。

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寒汰のようなフィリピン嵌りの日本人の多くは英語が全くできない。

正直言って信じがたいほどできない。

はっきり言って中学校卒業レベルの英語さえできない。

発音も文法も単語もめちゃくちゃである。

フィリピンのスタッフが会議であんな英語を使っていたら(英語にすらなってないが)、申し訳ないが私ならそのマネージャーに次の契約更新はしないように(つまりクビ)と伝えるレベルである。

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フィリピンに関わるようになって驚いたことはいくつもあるが、こと英語に関しては三度驚いた。

まず、フィリピン嵌りの日本人の英語の酷さに驚いた。彼らが英語だと思っている言語もはや英語にすらなってない。英語に似た別の何かだ。

あれでは周囲のフィリピン人もわかったふりをするのが大変だろうと思う。

そして、二番目に驚いたのは、そんな英語の酷さにも関わらず「俺、英語ができる!」という人間が多いことである。

何をどう勘違いしたか、寒汰のように自分が話すベタベタの和製英語(つまり英語ではなくて日本語)がクイーンズイングリッシュだと勘違いしている人間までいるから驚きである。

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筆者は外資系企業で長年つとめてきていて、10年以上、日常の業務をほとんど英語で行う環境にいる。

昨年からは米国の本社に移籍して働いているので仕事でも家でも周囲との付き合いも全て英語になっている。

しかし、自分の英語力はまだまだ恥ずかしいレベルだと思うし、毎日勉強してもしても全く足りないと思っている。

日くれて道遠しだとというのをつくづく感じる。

だから、寒汰のようなオサーンが「俺、英語ができる!」と自慢しているのをみると、その自信がどこから生まれてくるのか不思議で仕方がない。

いや、ある意味羨望さえ覚えるのである。

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そして、さらに驚いたのが、そんな出鱈目な英語(英語にすらなってないが)を話す人間を見て

「凄い!凄い!この人は英語がうまい!」

と、褒める人間がいることである。

どうみても、文法も単語も構文も、論理構成もめちゃくちゃな英語、発音も恐ろしく酷い英語、そんな英語を書いたり話したりする人間を褒めるのはどういう神経なのだろうか?

これがフィリピン特有のホスピタリティというものなのだろうか。

それとも強烈な嫌味なのだろか。

まさかあのような和製英語のオンパレードが英語だと本気で思っているのだろうか。

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「俺、英語得意!俺、凄い!俺、偉い!ゲヒーーーーーーーー!」

「凄い、凄い!寒汰さんは天才だ!」

今日も寒汰の奇怪な声と、takeshi の素っ頓狂な声が魔尼羅(マニラ)の空にこだましていた。

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余談になるが、フィリピンにハマる日本人が作り出す奇っ怪な和製タガログ語、和製英語には枚挙のいとまがない。

また、SMを未だにシューマートと呼び続けるように数十年前の呼称を未だに使い続ける場合も多い。

SMのホームページを見れば、はっきり spell out して◯◯パー◯ールと書いてある(もちろん英語で)。

もはやシューマートは正式名称でないことは明確にわかるのだが、多くの場合はその企業の正式発表より「マハルコがこう言った」「知り合いの日本人がそう言っていた」方が真実と思えるのだろう。

自分の目で見るものよりも、マハルコや他の日本人が言うことの方が真実と思えるのはどういう思考回路なのだろうか。

更に面白いのは、彼らはなぜ元々の名称が「シューマート」だったかも分からないようである。シューなど今や小学校で習う英単語なのだが。

SMを未だにシューマートと呼ぶのは、日本語が分からない外人の集団が平成の現代になっても未だにJRを「国鉄」と呼び続けるようなものだ。

日本人でさえもはや忘れかけている単語を保存してくれているのは文化人類学的には貴重でさえある。

ガラパゴスのイグアナ並に長年外界から遮断をされていた貴重な集団だからである。

(※ ところで、なぜ彼らが SM という abbreviation すら調べられないのか、鋭い指摘を頂きました。彼らは調べようにも英単語の綴りさえ分からないのではないか、というものです。筆者はこの説に驚きつつも納得しているところです。)

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空港にいるタクシーをイエロータクシーと呼ぶのもどうかと思う。見た目が黄色だからイエロータクシーなのだろうか。

空港のメータータクシーは既存のタクシー会社が運行しているのであって、別にイエロータクシーという特別なタクシー会社があるわけでもないのだが。

彼らは東京のタクシーのことをグリーンタクシーとかイエロータクシーと呼ぶのだろうか?

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これは知っている人も多いかと思うが、「ソクソク」はタガログ語では SEX を意味しない

ソクソクを SEX の意味で使うのはじゃぱゆきだけである。

普通のフィリピン人に「ソクソクターヨ」と言ってポカンという顔をされたことのある人は少なくないと思う。

「一緒にコンセントにプラグを差し込もうよ」など意味不明だから仕方ない。

それなのに、自称フィリピンベテランの寒汰は「ソクソク」はタガログ語で SEX を意味すると思い込んでいるのである。

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さらに、ロロロラも誤用が多い。ロロもロラもタガログ語で年老いた老人のことを指すわけではない

日本語の「爺」「婆」は祖父母の意味とは別に、年老いた人間に対する蔑称でもあるのだが、タガログ語は違うのだ。

(恥ずかしながら筆者もこれは知らなかった。)

つまり「あいつはジジイだから」と言う意味で「 lolo na siya kasi」と言うのはおかしいのである。

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フィリピンのことを知り尽くしているはずの自称フィリピンベテラン自称知恵オタクの寒汰がこれらを混同しているのはどういうわけなのだろうか。

正直言って、寒汰のような自称フィリピンベテランは、英語でもタガログ語でもない、別の言語を話しているとしか思えないのである。

(プルトニウムとサマール島 完)

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(※ 本エントリで紹介したおかしな英単語、タガログ語の収集に関しては、いもさん、ACさん、ぐーすさんのご協力をいただきました)

心が傷ついた

寒汰は今日もパサイの日本食料理屋、エダモト(仮称)で飲んだくれていた。

もちろん無銭飲食である。自分がエダモト(仮称)の功労者だと思い込んでいる寒汰は無料で飲み食いして当然だと思っているのである。

そもそも、店から「お代は結構ですよ」と言われるような特別な客は、他の客より気も金も使っているのである。

寒汰はネモトに貢献したどころか、迷惑をかけてばかりだった。

汚く臭い壊れたウォッシュレットを持ち込んできたり、営業妨害を行う客を紹介したり、JALのラウンジで盗んできたおしぼりを他の客に配るという嫌がらせをしたり、エダモト(仮称)が提携しているアトリウムホテルで騒ぎを起こしてアトリウムホテルの出入り禁止第一号になるなど、

ネモトにとっては、大迷惑な客でしかなかった。

(※ これらの逸話はもはやフィクションとしか思えないレベルであるが、全部実話である)

さらに、エダモト(仮称)のオーナー、マグロ子おばちゃん(仮称)に無理やり金を貸しつけて、ことあるごとに利子の返済を迫っているのである。

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ともあれ、寒汰は店内のテレビを見ながら、今日もJINROチャムシルを飲んだくれていた。

もちろん、JINROは持ち込んだものである。水や氷は店に無料で出させている。つまみも無料の付き出しを何十個もお替わりしているのである。

無料となれば、いくらでも飲み食いする寒汰であった。

テレビでは福島原子力発電所の様子をうつしていた。

寒汰は機嫌が悪そうに毒づいた。

「全く、なんてざまだ。現場の連中は何をやってるんだ!冷却ポンプの燃料を入れ忘れるなんて怠慢だろう!けしからん!もっと集中して仕事しろ!ゲフッ」

そういうと寒汰はJINROチャムシルをガブガブ飲んだ。

事故を起こした原発周辺、しかも津波による瓦礫が散乱する中、たった50人に減らされた作業員がどれほど大変な作業をしているのか、日常なら簡単な燃料チェックでさえ容易にはできないことを、知恵オタクを自称称する割に寒汰は全く知らなかった。

「防護服を着ていて作業がしにくいだと? 甘えるな。気合が足りんのだ。気合があれば放射線なんか怖くない!防護服なんか脱いで裸で作業しろ!全く。放射線なんか怖るな!この根性なし!ゲフーーーー!」

寒汰は異常に汚らしい汚らしいゲップをしながら叫んだ。そして、マグロ子おばちゃん(仮称)に向かってこう叫んだ。

「おい!マグロ子!ここに置いていある荷物は日本から来たもんじゃないのか? 俺のそばに置くな! 放射能(※放射性物質と言いたいらしい)があたったらどうするんだ!大変なことになるだろ!俺の健康に配慮しろよ!このボケナス!ゲフッ」

原発作業員に放射線なんか怖がるな、と言い放つ寒汰であったが、自分自身は超微量のあるかどうか分からない程度の放射線すら怖がった。

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「全く、原発の現場の奴らななっとらん。もっと汗水たらして働け!何十時間でもぶっ続けて働けよ!ゲフッ」

寒汰は51個目の付き出しをグッチャグッチャと汚らしい音をさせながら食べた。

原発では、一人当たりの被爆量を抑えるために、数十分ずつ(放射線量によって時間は異なる)交代で作業することになっているのだ。高いレベルの放射線がある現場では何十時間もぶっ通しで働けるわけがない。

知恵オタクを自称する寒汰だったがそんな基本的なことも知らなかった。

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「現場のやつらは『優秀な』原子力エンジニアなんだろう?もっと気合を入れて働けよ!ボケッ」

原子力エンジニアは建築の世界でたとえればデザイナーである。事故現場の対応を原子力エンジニアだけでやってたら人数が足りるわけがない。現場にいる人間のほとんどは寒汰の仲間のブルーカラーの労働者である。工事現場にいる大多数の人間が日雇い労働者なのと同じことである。

寒汰は自称知恵オタクなのに、そんなことも知らなかった。

異常なコンプレックスの塊の寒汰は、悪いことは何でも「エリート」のせいにするのである。

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「クソっ、政府が悪い、官僚が悪い、大企業が悪い。俺様は全然悪くないけどな。クソっ。なんだ?こいつらは? 貧相な顔をして会見しやがって。こんな顔じゃこいつら女にもてないな、ゲフーーーー!」

日本でもフィリピンでも女に裸足で逃げられるほど気持ちの悪い顔の寒汰が叫んだ。

「だいたい、なんだ?この枝野なんとかってのは? もっと働け。寝る暇があったら働け!俺なんか昨日9時間しか寝てないんだぞ。クソっ。政府が悪い、官僚が悪い、大企業が悪い。俺は悪くないけどな。クソっ」

毎日9時間はたっぷりと眠る寒汰が、ほとんど寝ずに連日会見を行っている枝野官房長官に文句を言った。

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「だいたいな、こいつら福島から250Kmも離れた安全な東京でぬくぬくと暮らしやがって。クソっ。俺に放射線の被害があったらどうしてくれるんだ!けしからんな。クソっ! 政府が悪い、官僚が悪い、大企業が悪い。俺様は全然悪くない。クソっ」

福島から250Kmどころか、3千Kmも離れたマニラで毎日楽しく買春している寒汰が毒づいた。

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「おまけに停電とかしやがって。電気なんかな、無料で提供しろってんだ。原子力は使うな!二酸化炭素も出すな!電気は無料で提供しろ!そんなこともできんのか。政府が悪い、官僚が悪い、大企業が悪い。俺様は全然悪くない。ゲフーーーー!!」

原子力も使わず二酸化炭素も排出せず、どうやって電気を安価に作るというのだろうか。現実世界では不可能なことでも、寒汰の妄想ワールドではいとも簡単に実現できるようであった。

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「全く、どいつもこいつもなっとらんな。事故の解決くらいさっさとしろ。もっと働けっていうんだ。俺を少しは見習え! ゲフッ。政府が悪い、官僚が悪い、大企業が悪い。俺様は全然悪くない。ゲフーーーーー!」

ここ10年以上ほとんど働かず、マニラで毎日楽しく買春ばかりしている寒汰が怒鳴った。

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「しかし、福島原発はもう終わりだな。後は核爆発するだけだ。半径1000km以内に100年は人が住めなくなるぞ、良い気味だ。なあ、お前、そう思うだろう?ゲヒヒヒヒ」

福島原発の20倍の放射性物質を撒き散らかしたチェルノブイリの事故でさえ、退避したのは半径30Km。しかも、その範囲内に残って生活した人たちもいるのだが、知恵オタクを自称する寒汰はそんなことも知らないようだった。無用な不安を煽るのは寒汰にとって何より快感なのもあるのだろう。

寒汰は近くに居た福島県出身の篤史に声をかけた。さっきから寒汰の無神経な言動を目にしていた篤史は怒りに燃えた目で寒汰を睨んだが、寒汰は全く意に介することがなかった。

人の気持ちが全くわからない寒汰であった。

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「福島原発では核爆発。日本は破滅だ。もう終わり。もう一回言うぞ、日本は破滅、もう終わり!お前らももう買春できないぞ。いい気味だな。ゲヒヒヒヒッヒヒッヒ!」

寒汰はとてもうれしそうな声で下品に笑った。気持ちの悪い笑い声がエダモト(仮称)の店内に響き渡った。笑い声も気持ち悪かったが、何よりあまりに無神経な発言に、店内の人間は寒汰を睨みつけたが、カエルの面に小便状態であった。

ちなみに停止に成功した原発で核爆発など原理上起こりようがないのであるが、寒汰はとんでもないデマをぶちあげて他人を不安がらせるのが大好きであった。

それにしても、寒汰は自称知恵オタクの癖に核爆発と核分裂反応の違いすら理解出来ないようである。

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ふと、寒汰の目に、心配そうな顔をしてテレビを見ている男の姿が目に入った。

男の名前は茂雄。岩手県に両親が住んでいるのだが生家のある街が津波で完全に破壊され、全く連絡がとれなくなっているのだ。

寒汰はノソノソと茂雄の席まで行き、あの異常に汚らしい手を差し出した。

茂雄はびっくりした。

茂雄「な、なんですか?」

寒汰「おい、お前? 分からないのか?義援金だよ。俺に義援金を払え。」

茂雄は仰天した。こんな強引な義援金集めは初めて聞く。それにそもそも被災者は茂雄の方なのである。

茂雄「はあ?義援金って、あんた、寒汰さん、あんたの釧路の店も自宅も無事でしょうが? 生家が津波で消え、両親が行方不明の私と比べてあんたに一体なんの被害があったって言うんだ?」

寒汰は一瞬、キョトンとした顔をした。質問の意味が分からぬといった表情である。

そして、あの獣のような不気味な目をぎょろつかせながら、こう言ってのけた。

寒汰「被害か?大被害だよ。俺の心が傷ついたんだ。両親が行方不明程度のお前のくだらない被害とは大違いだろう?早く義援金を俺によこせ。ゲヒヒヒヒ。俺、震災で金を儲ける。俺、賢いだろう? 俺、偉いだろう?俺を尊敬しただろう?ゲヒヒヒヒヒ」

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これを店内にいる人間は殺気立った。

常日頃から寒汰の傍若無人ぶりには誰しも腹をたてていたが、この震災の大変な時にまでこの異常な行動は完全に皆の神経を逆撫でした。

この後、彼らの寒汰への怒りは、福島原発の溶解寸前の燃料棒よりも熱くなったいくのである。