CHIC-BOY にて I

この日、寒汰はファーストフードチェーン、CHIC-BOY にやってきていた。

9年間毎月フィリピンに買春旅行に来ている寒汰であったが、食事はいつも Jollibee か超群で済ませるので、他の店にはほとんど入ったことがないのだ。

いや、寒汰の名誉のために言っておくと、寒汰は朝食はホテルで必ず食べる。朝食が宿泊料金に含まれているので、食べないと勿体ないのだ。

二人分まで無料なので、寒汰はいつも一人で二人分きっちり食べる。帯広の卑しい極貧家庭に生まれ、子供の頃、母親の貞子から疎まれろくに食事を与えられなかった寒汰は異常なまでに食い意地が張っていた。同じ料金だからかと、ホテルの朝食を二人分喰う客など他にはいないのだが、寒汰は違うのだ。

「ゲヒーーー!俺、無料で食うのが好き!食えるだけ食う!俺、無料ならいくらでも食える!ゲヒ!ゲヒ!ゲヒーーーーーー!」

周囲の白い目線も気にせず、毎日寒汰は狂ったようにホテルで二人分の朝食を一人で食べていた。

恥じらいも何もない男なのである。

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寒汰が CHIC-BOY に来たのはわけがある、前回パサイの日本食料理屋エダモト(仮名)でごはん30杯を食べて、3杯分だけ料金請求をされたことに怒っているのだ。

「クソッ、クソッ、クソッ!無料だからごはん30杯おかわりしてやったのに、3杯分も請求しやがって!あのマグロ子の奴!クソッ、クソッ、クソッ!」

30杯もごはんを食べて、3杯分の請求で済ませてもらって、普通は感謝すべきなのだが、無銭飲食することしか頭にない寒汰は、エダモト(仮名)のマグロ子おばちゃんに逆恨みしていた。

そんな折、寒汰は takashi から、CHIC-BOY はごはんおかわりが無料だと聞いて喜び勇んできたのだ。

「おい! takashi !この CHIC-BOY は凄いな。ごはんのおかわりが無料だ!俺は凄い大発見をしたぞ。これは世紀の大発見だ!ゲヒヒヒヒ」

寒汰のあまりの興奮ぶりに呆れてぽかんとしている takashi を無視して、寒汰はまた一人二役の独り言をはじめた。

「“CHIC-BOY”行かれました?」

「何故あんなに混んでいるのでしょうね?」

「ごはんのお替わりが自由だから」

「ゲヒーーーーー!俺、凄い物知り!俺、報道マン!俺、凄い!凄すぎる!」

気持ち悪い髪型をした臭い男が、一人でぶつくさ独り言を言うのは、異常なまでに気持ち悪かった。

英語もタガログ語も一切できない寒汰だったが、そもそも語学以前の根本的なコミュニケーション能力が欠如していた。だから、他人との会話がまともにできないのである。

そんな寒汰が編み出したのが、一人二役の独り言なのだ。

料理が運ばれてきた。寒汰は刺身をオーダーしたのだが、箸とキッコーマンの安い醤油、そして塗り固めた安いワサビがついてきた。

それを見て、寒汰はまた飛び上がって叫んだ。

「凄い!凄い!CHIC-BOYでは、刺身を頼むと箸と醤油、わさびがついてくるぞ!これは史上初のサービスだ!俺は報道マンとして世紀の大発見をしたぞ!これはスクープだ!ゲヒーーーーー」

筆者の知る限り、フィリピンに限らず世界のどこでも刺身は醤油とわさび、そして箸で食べる。むしろ日本風の刺身をフォークで食わせる店は見たことがない。醤油とわさびも今時どこの店でも出す。

日本料理が一般的になった現在、それは世界のどこにいってもごくごくあたり前の光景である。

しかし、フィリピン以外の海外を全く知らず、さらに言えば、そのフィリピンでもファーストフードの超群と Jollibee しか行ったことのない寒汰は、刺身に箸、わさび、醤油がついてくるのを見たことがなかったのだ。

なお、寒汰は自称報道マンで「俺は取材に行ってくるぞ。ゲヒヒヒヒ」といつもネモトのスタッフに言っていたが、エダモトのスタッフはいつも指をさして寒汰を馬鹿にしていた。

「あのキチガイ、ただの買春に何をかっこつけているのか」

「報道とか取材と言うくせに、いつもピンぼけ写真」

「いつもとんでもない間違いばっかりブログに書いているしね」

しかし、根本的なコミュニケーション能力が全く欠如している寒汰はスタッフが遠くから指をさして寒汰をあざ笑うのを、褒められていると真逆の勘違いをしていた。

(続く)

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この世に生を受けたばかりの赤ん坊を侮辱し、死んだ方をパスポートをネットで晒し冒涜する寒汰の非人道的行為については下記のエントリを御覧ください。

死者への冒涜

人の誕生と人間としての矜持

絶句レベルの寒汰の公開オナニーの詳細に関しては以下のエントリを御覧ください。

絶句!釧路臭皇・公開オナニー事件

伝説の寝たきり男と寒汰の対決は下記のエントリを御覧ください。

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About plastictakata
暗黒の国フィリピンやパッツン天国タイでばら撒き、自主パト、凸凹するのが趣味の57歳のオサーンです

2 Responses to CHIC-BOY にて I

  1. 真中足長親父 says:

    Chic Boy、正確に言うとChic Boy at Chicken and Baboy, 見つけました。DauにあるPuregoldの一角でした。ちょくちょく行くLuk Foo Kantonese Kitchenのお隣さんなのに、全く気付きませんでした。フィリピン人の一般的BBQ定食屋さんといえば良いでしょうか。メニュー見ても食欲は起こりません。値段はまあ普通かちょっと安いくらい。

    Botomless Iced teaとUnlimited Riceを頼めば結構腹は膨れるでしょうが、歳食ったおっさんがするものではないですね。むしろ、その横のLuk Fooの方が超お薦めです。4〜5人居れば1人500ペソ(時価のLaplapや五色海老等を除く)で広東料理を十分堪能できます。とにかくどんな料理でも15分以内に仕上がり、旨くて値段も良心的。この前もピーナ3人連れてお食事しましたが、満足の一言でした。

    Chic Boyは2010年6月フランチャイズ開始とわずか1年半の新興チェーンです。フランチャイズ料は950000ペソ+Tax。寒太さんの驚異的コストカットのノウハウでフランチャイズ展開すれば、成功間違いないでしょう。ただし、時間制限以内に食べ切らない罰則反省文をフィリピン人に書かせると恥をさらされたと恨みを買い鉛玉が飛んで来る事を覚悟してください。

    • なるほど、やはり行く気がおきないようなところですかw
      そういう安いだけの店で興奮するのが、やはり寒汰の寒汰たる所以ですね〜w

      寒汰は費用対効果を考える思考力がないですし、そもそも味が全くわからないので、すぐとなりにある Luk Foo の良さなど分かるわけもないんでしょうね〜。
      4,5人で500ペソなんて実質かなり安いと思いますけどねw

      > 時間制限以内に食べ切らない罰則反省文をフィリピン人に書かせると恥をさらされたと恨みを買い鉛玉が飛んで来る事を覚悟してください。

      反省文を書かせるだけでなく、路上に立たせて何度でもやり直しさせますからねw
      ま、いっそ鉛玉で脳みそを撃ちぬいてもらった方が、寒汰はまともな人間に近づけるかもしれませんw

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