寝たきり男 II

寝たきり男、赤井翔はある日の明け方、マニラ・ベイカフェに友人花田とやってきた。

二人が店に入ると、売れ残りの売春婦たちが続々と赤井たちに声をかけてきた。

「こんな朝まで売れ残ってるくせにふざけた値段を言ってくるんじゃねーよ。どう考えたって Buy one, Take one free だろ!?」

タガログ語を巧みに操り赤井はまたたく間に500ペソの約束で女を二人確保した。もちろん、ショートなどではなく翌日昼までの契約である。

一方、友人の花田もすばやく千ペソで二人を確保した。

ショートで4500ペソを提示しても、ほとんど誰にも相手にされず、マニラ・ベイカフェで寂しくコーヒーカップの写真を撮っているだけの寒汰とは大違いである。

当たり前である。赤井翔のような本物のフィリピンベテランの実力は、口だけ偉そうな自称フィリピンベテランとは別次元なのである。

たとえて言えば、米軍最新鋭のステルス戦闘機F-22ラプターと北朝鮮製のボロボロの木製複葉機くらいの差があるのだ。

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一方の女たちであるが、花田に千ペソで確保された女二人は、赤井が連れだした女二人に対して少し優越感を感じていた。

「あの子たち、あのタガログ語がうまいオジサンの口車に乗せられちゃって二人で500ペソをOKするなんて可哀想。ふっ」

500ペソでも千ペソでも普通の日本人にしたら鼻くそ程度のはした金であるが、売春婦たちにとってはその金額が自分たちの価値を計る唯一の指標なのだ。

売春婦たちが金額にこだわる理由は意外とそんなところにもあった。

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赤井と花田はホテルにつくと、早速女たちとSEXをはじめた。

二人は、コネクティングルームのドアを開けっ放しでやるのが常だった。

隠し立てをしない二人なのである。

生まれてこの方、友人というものが一人もおらず、他人の秘密など見せてもらったことのない寒汰には理解できない世界だった。

どんな人間でも寒汰のようなクズに自分のプライベートな情報を見せるくらいなら死んだほうがましだろう。

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酒の入っていた花田は女二人相手のSEXをさっさと終わらせ就寝した。

花田が寝た後、暇になった女二人は、開け放たれたドアを通り隣の部屋の様子を見に行った。

そして、そこで腰を抜かさんばかりに驚いた。

ベッドの上で、赤井は仰向けに寝転がっており、その口と凸の上に女が一人ずつ凹をあてがって、ヒイヒイと泣きながらヨガっていた

そして、その女たちの悲鳴はいつものようにきっちり三時間止むことはなかった。

花田の連れの女二人は生唾をごくりと飲みながら思った。

「こんなに気持ちいい思いができるなら、500ペソでも絶対にこっちの方がよかった。」

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翌朝である。

赤井と花田、そして女4人はホテルのレストランに居た。

ビュッフェの食事にがっつく売春婦たちを見ながら、赤井と花田は悠然とコーヒーを飲んでいた。

「じゃあ、餌やりも終わったし、そろそろ釈放してやるか!」

そう言いながら、赤井は財布の中から金をとりだした。

「まずは、約束の基本料500ペソだ。それに技術料が500ペソ、タクシー代500ペソ、凹の具合の良さ500ペソ..」

そう言いながら、赤井はテーブルの上に札を重ね始めた。

支払いは合計4千ペソになった。

逝きすぎて病人のように青白い顔になっていた女二人の顔が紅潮した。

「すごい!パパ凄い!SEXもあんなに凄いのに、お金もこんなにくれるなんて!」

赤井の支払いのスタイルはいつもこうだった。

基本料は絶対に500ペソ。ただし、女の態度や凹の具合でそこから加算してやるのだ。女の態度や凹がよければ4千ペソでも5千ペソでも加算する。

これまた、寒汰と真逆であった。

「こんな気持ち悪い男とSEXなんて死ぬほど嫌。でも、不細工な私はもう1週間も客が居ない。4500ペソあれば、性病の薬も買えるから我慢するしかない。こんな男とSEXなんて心の底から嫌だけど仕方ない。」

そんな思いでしぶしぶ付いてきた女に対して、寒汰はSEXが終わった瞬間から1ペソ単位で値切り始めるのだ。

女たちが寒汰に対して殺意さえ抱くのも仕方なかった。

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閑話休題。筆者はサプライズというものがとても重要だと思っている。

女との交渉にせよ、ビジネスの交渉にせよ、製品戦略にせよ、政治にせよ、何にせよサプライズが成功の鍵である。

提示する金額や内容が相手の想定内だと、どんなに素晴らしいものでも効果が半減である。

逆に、相手がたいして期待していない時なら、普通のものを提示するだけで素晴らしい成果をあげることができる。

サプライズがあれば、物事は効果的に動かすことができるのだ。

その点、赤井はサプライズを効果的に使う天才だった。

一方、寒汰はマイナスのサプライズ効果ばかりを他人に与える最低の存在だった。

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赤井の女が大はしゃぎしているのを花田の女二人は面白くなさそうに睨んでいた。

「昨晩は『500ペソで買われるなんて可哀想』と思ってたけど、あれだけイカせまくってもらって、食事が腹いっぱい食べれて、4千ペソももらえるなんて、条件が良すぎるわよ!キーーー!」

他人の幸せを素直に喜べないのがフィリピン人であった。

(赤井さんのイメージです)

数日後、赤井はマニラべカフェに行った。

深夜3時のマニラ・ベイカフェはさながら放射性廃棄物の置き場だった。

一人の不細工な女がいた。名前を臭子(くさこ)と言う。

これまで何度も赤井にしつこく「ホテルに連れて行って」と迫っていた女だった。

この日、臭子と目線があった赤井はお情けで「今日、俺のところに来るか?」と、声をかけた。

すると、あろうことか、臭子はなんと “Ayaw ko” と拒否した。

そしてこう言ったのだ。

「知ってるわよ!あんたのSEX最低だって! 噂になってるわよ!最低のSEXならお断りよ!」

赤井は驚いた。

が、気にすることはなかった。事実に反するチスミスも時にはあるだろう。

そもそも赤井は臭子になど固執する必要はないのだ。

赤井はさっさと別の女を連れて帰り、またしても寝たきりのまま3時間女をいかせまくった。

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それから数週間後、赤井は仲間とマニラ・ベイカフェに現われた。

赤井は子飼いのポクポクに寒汰の写真を渡しながら命令した。

「この寒汰という気持ち悪い男に買われたことのある女を連れてこい」

子飼いのポクポクはすぐにマニラ・ベイカフェ内に散り、

まもなく3人のしょぼくれた女を連れて帰って来た。

その3人のうちの一人を見たとき赤井は驚いた。

それが臭子だったからだ。

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SEXだけでなく、人生のありとあらゆる修羅場を何度もくぐり抜けてきた肝っ玉の太い赤井であったが、さすがにこの時は激しく動揺した。

赤井はつとめて平静を装うとしたが無駄だった。

仲間の一人が気づいてしまったのだ。

「赤井さん、あの臭子(くさこ)、この前赤井さんの誘いを断った女ですよね? 赤井さん、寒汰にやらせた女に断られたってことですよねw」

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赤井は激しいショックを受けた。

この日以来、赤井翔は寒汰に負けた男として伝説となった。

異常に臭くて気持ち悪い男、寒汰。

生中出し天国フィリピンで、金をどんなに出しても生中出しさえさせてもらえない寒汰。

そんな寒汰に、4000人の女をイカせまくってきた「寝たきり男」赤井翔が負けたのだ。

米軍最新鋭のステルス戦闘機F-22ラプターが、北朝鮮製のボロボロの臭い木製複葉機に叩きのめされた瞬間だった。

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フィリピンは魔尼羅(マニラ)マラテにある伝説的居酒屋大虎

そこでは時折、遠い目をしながら飲んでいる赤井翔の姿を見ることができる。

「俺って寒汰より劣る人間なのかねえ」

自問自答するようにつぶやく赤井の背中には底しれぬ寂寥感が漂っているのだった。

(寝たきり男 完)

本エントリは、寒汰リークスプロジェクトの重要メンバーの一人、赤井翔さんの実体験をGagaさんと私で小説風にまとめたものです。表現等を面白おかしくしていますが、基本的に実話です。

 

About plastictakata
暗黒の国フィリピンやパッツン天国タイでばら撒き、自主パト、凸凹するのが趣味の57歳のオサーンです

6 Responses to 寝たきり男 II

  1. GAGA says:

    数日前の夜、赤井さんと非番のGROがタクシーに乗ったきり行方が分かりません。GROの凹の安否が気になります。

    「仕入れもままならないからよ~」

    と言っていた鉢巻殿も鼻の下、じゃなくて羽を伸ばしていてターフー(仮名)は本日23日(土)は休みだそうです。

    MBCのウエイトレスにホーリーウイークについて聞いたらホーリーウイークは凸凹してはいけないそうです。

    身近な知人に神様が罰を与えなければいいなと思います。

    • GRO は生気をすべて吸い取られてそうな気がしますねw

      鉢巻様は羽伸ばしですか。こちらもかなり激しいことをされてそうですね。

      ホーリーウィークに凸凹してはいけないのなら、神の怒りでフィリピン全土が海底に沈みそうですねw

  2. Avril says:

    MBCの客には関係はないのですが、客と一緒に店を出る場合、最低1杯は客と乾杯する様にと店側に女の子は言われいます。更に乾杯ドリンクが通常のドリンクよりも高いのです。優しい女の子の場合、店の向かい辺りで待ち合わせをすれば乾杯をせずに済みます。後、IDを持って居ない女の子は店に入れないので、女の子の電話番号を先に聞いておけば安心で困った時に相談相手になってくれます。

    • MBCは別にドリンク代もたいしたことないですから、おごってあげてもいいと思うのですが、まあ気遣いしてくれるのは嬉しいですね。
      それが寒汰のように異常に臭くて気持ち悪い男なら、気遣いはないでしょうからw

      彼は MBC の凹売り MJ に「2000ペソ出す。食事だけでいいから、な、な」と電話番号を聞いても冷たく断られていましたねw

      普通の場合は、MBC の凹売りはすぐに電話番号をくれますね。
      私は寒汰偵察要員以外の番号はいつもすぐに削除しますけどww

  3. Avril says:

    今年の1月にMBCで世話になったハナちゃんに電話番号を聞き、後ほど 安いホテルはありませんか?と相談したらケソンシティに使ってない綺麗な家があると10日間、3000ペソで借りました。床は綺麗なタイル張りで屋内に便座付きの日本風のトイレ付きで、管理人の21歳の物静かな男が家の隅で寝てるだけで 都内近郊の日本家屋よりも広く助かりました。雑用は管理人がやってくれました。6月に MBCでハナちゃんと再会した時に お腹がすいた。と言うので 150ペソのランチを奢って 100ペソあげました。ハナちゃんは錦糸町の元タレントでフェロモンがある具合のいい女の子で 寝る前に1回やって朝に隣にいると悶々ムラムラでゴム無しで何度も受け入れてくれて良かったです。

    • 生中出しはフィリピンの基本ですよね。
      ところで、このブログは寒汰物語であって、あくまで寒汰の珍奇な行動を取り上げる場所ですから、あまりそれ以外の話に脱線はしないようお願い致します。

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