神様が宿る男 (現地からの報告)

マニラ・ベイカフェにある男がやってきた。
男は店内に入ってくると、しばらく歩きまわり、やがて入口の近くに座った。
しかし、客に飢えてるはずの売春婦はおろか、ウェイトレスでさえこの男には近寄ってこなかった。
男は、右手で頬杖をつき、恐ろしくつまらさなそうにしていた。
男は日本語らしき言語でぽつりと、こう言った。
「つまんない… 」
10分以上たっても、誰も話しかけず、誰も注文にも取りにこなかった。
「アコ、ここに居るよ。忘れないで…ゲフッ」
しかし、凄まじく悪名高いこの男に近寄る人間などいるはずもなかった。
やがて男はしょんぼりしながら、とうとう何も注文しないままマニラ・ベイカフェを出て行った。
(この似顔絵は寒汰リークスプロジェクトのメンバーの方のご協力を頂いて作成しました。
なお、本文とは全く関係がありません。)
この様子を心優しい売春婦のソーニャ(仮名)は見ていた。
そして、ソーニャは言った。
「あの男、気持ち悪い。でも、孤独で寂しそう。Kawawa naman siya」
マザーテレサは「世界でもっとも貧しい人の中に神様は居ます」と言った。
心優しいソーニャはその心の貧しい男の中に神を見ていたのかもしれない。
.
ソーニャの話を聞きながら、ラスコーリニコフ(仮名)は言った。
「そうだな、奴の中に神様は確かにいる。ドケチの神様がな。」
ラスコーリニコフには立ちバックのままソーニャに激しいボナパルト突きをくれながら言った。
純情娘ソーニャの歓喜の歌が薄汚い魔尼羅の空にこだましていた。

About plastictakata
暗黒の国フィリピンやパッツン天国タイでばら撒き、自主パト、凸凹するのが趣味の57歳のオサーンです

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