ホモのリエントリパーミット II

パサイの日本料理店、エダモト(仮称)で寒汰はまたしてもサトーを相手にくだをまいていた。

寒汰はかなり酔っ払っていた。

「おい!サトー!お前、知ってるか?イミグレカードがまた変わっていたんだぞ。」

サトーもつい突慳貪な返事をした。

「あ、そうですか!あんたも、たいがいイミグレカードが好きですね!あんなもん書式がどんなに変わっても記入には困らないだろうに!」

サトーもだんだんと不機嫌さを隠さなくなっていた。そもそも寒汰と一緒に居ても楽しいことなど何一つないのだ。

すると、酔っ払って本音がでてきたのか、珍しく寒汰が弱気なことを言い始めた。

なによぉ、つれないこと言わないでよぉ。アコは日本語しか分からないんだからイミグレカード書くのも大変だって知ってるでしょう?アコにとってイミグレカードの記入は大学入試試験よりも大変なことなのよぉ」

あまりに気持ち悪いオネエ言葉にサトーはリアルに嘔吐感をもよおした。そして、ウゲエエエと思わず目の前の皿にぶちまけてしまった。

すると、寒汰はサトーが吐いたゲロを指ですくってぺろっとなめた。そして

うふっ、美味じゃありませんこと?

と言った。

サトーはあまりのおぞましさに気が狂いそうになった。そして、その時、かつてTOSHIYA氏から聞かされた話を思い出したのだ。

TOSHIYA「サトーさんなあ、俺が寒汰に見切りをつけた理由はいろいろあるんやが、一つはあいつがホモやからやねん。」

サトー「え?どういうことですか?」

TOSHIYA「やっぱり知らんかったんか?あの寒汰のオッサン、あらホモやで。もちろん女ともやっとるから両刀使い言う事や。」

サトー「両刀使いですか?? まさかあの気持ち悪い汚いおっさんがホモ? TOSHIYAさん、冗談で言ってるんでしょ?

TOSHIYA「いや、冗談やないで。儂あいつに襲われたんやで。」

サトー「ええ?本当ですか?いつですか?」

TOSHIYA「いや、何回かあるんやけどな、あいつ酔っ払ってくるとベタベタ儂の体触ってきよるねん。特に尻のあたりとかな。若い女に触られるんならええけど、あんな寒汰みたいなキショイおっさんに触られてみい、鳥肌たつで。ほんまキショイ。」

サトー「何回もですか?」

TOSHIYA「おう、何回もや。儂もあいつが友達おらへんでかわいそうやから付き合ってやっとったけど、ええ加減我慢の限界があるで。そや、知っとるか?あの寒汰のおっさんな、弱気になった時にはすぐに気色悪いオネエ言葉になりよるで。それが証拠や。よう見とったら分かるー。あいつは真性のホモや」

サトー「いや、さすがにすぐには信じられないんですけど」

TOSHIYA「何を言うとんねん。儂は真剣に言うとるねんで。そや!あの寒汰のおっさん、フィリピン初めて来た頃はずっとガイド雇っとったやろ?」

サトー「はあ」

TOSHIYA「英語もタガログ語も全くできひん。海外旅行全く行ったことないアホな寒汰のおっさんやからな、一人では空港からも出られへん。そやからな、日本に来たことのあるバクラ(オカマ)を通訳兼ガイドに雇っとったんや。」

サトー「そういえば、あの頃、寒汰はいつもバクラを連れてましたね」

TOSHIYA「そや!あのバクラにはな、夜の世話もさせとってんで。ほんま気色悪い。それにな、その癖、あの寒汰のオッサンはかっこつけよるねんで。『私がフィリピンに来るのは自分のためではありません。バクラに金と仕事を与えるためです』とか戯言ぬかしとんねん。アホかっちゅうねん。あいつはホモごっこができるからフィリピン来とうだけやで。」

サトー「なんか怖くなってきました」

TOSHIYA「あの『あ・魔尼羅(マニラ)』(仮称)いう有名なサイトがあったやろ?寒汰のおっさん一人が荒らして壊したサイト。あのサイトの中でもな、あの寒汰のオッサンはバクラの話ばっかり書いとってんで。『あ・魔尼羅(マニラ)』(仮称)の連中で、他にも寒汰に襲われかけた人間は何人かおるしな。寒汰はホモや言うてみんな知っとる。」

サトー「TOSHIYAさん以外にも襲われかけた人いるんですか?」

TOSHIYA「おう、何人もおる。皆、あんな気色悪いおっさんなんか願い下げやからすぐに逃げ出したけどな。あのおっさん、あの気持ち悪い顔やから全くモテへんやろ? あんまり女に縁がないから男に走り始めたみたいやな。ほんま、お笑い種やでガッハッハッハ!」

サトーはここまで聞いても当時は、半信半疑だった。しかし、今この瞬間、TOSHIYA氏の話が正しかったのだと気がついたのである。

「アコ、ちょっと酔ってきたかしら?」

またしても反吐が出そうな気持ち悪いオネエ言葉を話しながら、寒汰がサトーの隣に席に移動してきた。

凄まじい臭気が立ち込める。興奮しつつある寒汰の体温が上昇して、今まで以上に凄まじい臭気が放出されてきたからだ。

サトーは恐怖した。今までとは異なる恐怖だった。このまま寒汰に襲われては人間どころか生物として絶対に超えてはいけない一線を超えてしまうことは確実だった。

寒汰があの獣のような目でサトーの全身を舐め回すようにみながら、サトーの太ももを触ってきた。

サトーはあまりの恐怖に小便を漏らし始めた。

サトーは必死で話題を変えようとした。

「あ、あ、あ、あの!寒汰さんのブログはいつも素敵ですね!今日のブログの写真もか、か、か、感激するほど綺麗です!ど、ど、ど、どこの美容院の写真ですか?」

寒汰はそれを聞いて満足そうに頷きながら言った。

「あらぁ?分かるじゃない?サトーさん。うれしいからアコの秘密教えちゃう。うふっ」

56歳の醜い汚いオサーンが藤岡弘のような野太い声で「うふっ」というほど気持ち悪いことはない。サトーはまたしても目の前の皿に吐いてしまった。

それを怪しい目で見つめながら寒汰は続けた。

「アコのブログはね、アコの敵が何かとケチをつけてくるのよ。アコの美しさを妬んでるのね。だからね、アコは考えたの。説明してボロが出るなら、説明しなければいいってね!アコ、賢いでしょう?ゲホーッホッホッホッホ!ゲホホホ!」

寒汰ブログで

写真を見ていただければ、関係諸氏には伝わるはずです。コメントには一切お答えいたしませんので悪しからず。

とあるのがそれだった。寒汰は何も自分で説明できないし、説明してもボロが出るだけから思わせぶりなことを書いているだけだった。

オットセイのような体をした寒汰が、露骨にサトーの太ももを触り、首筋に息を吹きかけてきた。異常に臭い息でサトーは気が遠くなりそうだった。

寒汰「アコはね、賢いから思わせぶりなことだけ書いておくの。そうすると皆がアコのこと、物知りだと思うでしょ?アコ賢いでしょう?ゲホホホッホ!」

サトー「そ、そ、そ、そうなんですか? そんなに頭を近づけないでください。く、く、臭.. いや、くさやが食べたいです。」

寒汰はサトーの抵抗を全く無視して今度はサトーの首筋を舐め始めた。

寒汰「レロレロ。それにね、思わせぶりなことを書いておけば、誰かが親切にそれが何か教えてくれるコメント書いてくれるかもしれないんだから。そうしたらアコ、最初から知ってたふりできるでしょう?アコ、賢いでしょう?ゲホーッホッホッホ!」

サトー「お、お、お、思わせぶりって、あの写真は、誰がどう見てもただの美容院ですよね?」

寒汰「あらそうなの?アコはすっかりオスケベ場所の宣伝かと思っちゃった。アコが英語は全然できないのは知ってるでしょう?イジメちゃイヤン!」

その時、パサイ市を激しい揺れが襲った。

寒汰のあまりの気持ち悪さに地球が身震いしたのだとも伝えられる。

地震はパサイ全域を襲い、地割れが起こり、街をズタズタにした。

被害は甚大であった。

しかし、その地震のおかげでサトーは寒汰の魔の手から逃れられたそうだと、当時の目撃者は語ったのである。

(ホモのリエントリパーミット 完)

About plastictakata
暗黒の国フィリピンやパッツン天国タイでばら撒き、自主パト、凸凹するのが趣味の57歳のオサーンです

2 Responses to ホモのリエントリパーミット II

  1. デバンガーZ says:

    地震はカソリックの神の怒りかと思われ。

    • カソリックに面と向かって、偶像崇拝とか他力本願とか言えばそりゃ神様も怒りますよw

      そのうちテロに巻き込まれて寒汰が死んでも誰も同情しないと思いますww

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