フィリピン比較文化論 – 誰でもスーパーマンになれる VI

寒汰は実のところ全く海外経験がなかった。

唯一の海外経験はほぼフィリピンだけ。それも日本語が通じる風俗店と日本料理屋にしか行ったことがなかった。それ以外のごく普通のフィリピンは全くといっていいほど知らなかったが、寒汰は自分の知る恐ろしく狭く偏った世界がフィリピンの全てと思っていた。

ところで、見栄をはることにかけては北朝鮮にすらひけをとらない寒汰である。

「若い頃、気ままに南仏やイタリアを旅行していた」「韓国、台湾には飽きるほど行ったことがある」

と言いふらしていた。もちろん、全部嘘である。寒汰は欧米には一度も行ったことがなかったし、韓国台湾も買春仲間から聞きかじっただけで行った気分になっていただけである。

さて、そんな寒汰が見たフィリピン文化やフィリピンの生活はやはり現実のフィリピンとは似て非なる別世界のものであった。

本日のエントリでは、寒汰から見たその恐ろしく歪んだフィリピン文化・生活を紹介したい。

生活/文化

  • 寒汰曰く「フィリピンでも食事を残すと失礼だ。だから余分には頼まない。一年に一度のお祝いの席でも、私の連れの貧しい娘にも余分な食べ物はオーダーさせない。」
    • 日本と違い、フィリピンを含む多くの国では食べ物を全て食べると「もっと欲しい」という意味になる。だから少し残すのがむしろ礼儀である。さらにフィリピンでは余った食べ物は持って帰るのが普通である。貧しい娘と一緒に食事しているならわざと大目にオーダーさせ、余った分を一緒にいる家族のために持って帰らせるのが当然の気遣い。それを、「食べ物を残すと失礼」と、日本の常識を無理やりフィリピンに押し付ける寒汰の感覚は素晴らしい。7年間フィリピンに通って、基本的な文化すら理解していないようだ。英語もタガログ語も全く話せない悲しさなのであろう。
  • 寒汰曰く「INASALではデリバリーサービスを行っている。原価の食材費が安いので利益が大きく出る。」
    • 相変わらず寒汰の脳内では、食材費以外のコストは無視である。デリバリを行うのであれば、人件費、さらに店の固定費用や間接費用に加えてバイク代がかかるはずである。むしろ食材費よりもその他のコストの方が大きいのだが、寒汰の世界ではそれらは全て無視されるのである。
  • 寒汰曰く「INASALの客単価は100ペソだから庶民が気軽に毎日食べる。フィリピンの標準的日給のその10倍の千ペソ。」
    • フィリピンの標準的日給は千ペソより遥かに低い。首都圏で400ペソ。ビサヤなら250-280ペソ。実際にはさらに低い金額である。千ペソももらうのは大卒マネージャークラスである。ちなみに一回の食事は庶民ならば20-30ペソで済ます。INASALの100ペソの食事は庶民には贅沢な部類であって気軽に毎日食べるレベルではない。寒汰は7年間、毎月フィリピンに通っていながら、そんなごく基本的な金銭感覚も知らないとは、さすがである。7年間、話をしたことはあるのは売春婦だけであるから、それも仕方がないのであろう。
  • 寒汰曰く「フィリピンの Apple ストアで買うと日本の Apple ストアで買うより2割や3割安くて当たり前」
    • 現実には、日本で買うより安い場合も高い場合もある。2009年に MacBook Pro はフィリピンの Apple ストアで買うと1ランク上のモデルが変えた。しかし、2010年 MacBook Air を買おうとすると逆に3万円ほど高い設定である。価格設定は時期やモデルによってかなり変動するのであるが「日本で買うより2割も3割も安いのが当たり前」と決め付ける寒汰は、一体何を見ているのであろうか。
  • 寒汰曰く「海外に住めば日本の納税義務は無いのです。気軽さはいいもんです。」
    • 海外に住んでも日本への納税義務はある。寒汰は従来から自分が海外在住者のようなふりをして知ったかぶりを書いているが、実は何も知らないことが明らかである。それにしても、寒汰は在比の日本人から話を聞いたことがないのであろうか?寒汰は日本語でのコミュニケーション能力も欠落しているのだろう。
  • 寒汰曰く「フィリピンの危険度は日本の危険度と同じ」
    • どう客観的に判断しても危険度は違う。日本の空港で職員から賄賂を迫られることはない。日本のタクシーでメーターを改造して違法に高額の料金をふっかけることはほとんどない。日本ではタクシーや公共の場所に忘れ物をしても見つかる確率はかなり高い。しかし、寒汰の妄想内では、それらは全て違うように見えるらしい。もはや彼が生きている世界は我々の住む現実世界とは違うと思わざるをえない。
  • 寒汰曰く「日本では青ランプのパトロールカーがいる。役場職員の、小天下り先だ!けしからん!」「地域の町内会の有志に声かけて、希望者にパトロールしてもらって、労働時間の対価を支払えば良いのに!」
    • 日本の青ランプのパトロールカーはまさにその地域の自治会がやっているのであるが、寒汰の脳内では何を見ても役人が賄賂をとっていることに結びつかなくてはならないようだ。寒汰はフィリピンどころか日本の現実すら全く理解せずに勝手な妄想をして怒ってることを痛感させる一文である。
  • 寒汰曰く「空港使用税は、フィリピンではどの空港も一律ではありません。」
    • フィリピンだけでなく、世界中どこの国でも空港使用料は異なる。やはり寒汰の脳内には世界にはフィリピンという国しか存在しないのだろうか。
    • 空港使用税ではなく、空港使用料である。レシートにも「Terminal FEE」と書いてある。英語のできない寒汰にはやはり Fee と Tax の区別もつかないのであろう。
  • 寒汰曰く「銀行系国際キャッシュカード、随時廃止になっています。」
    • 現実は新規発行は中止しているが、サービスは継続中である。廃止とは全然ちがう。寒汰は従来、この銀行系国際キャッシュカードについて偉そうに書いてきたのであるが、自分は使ってもないのに知ったかぶりして書いていたことがこれで明らかになった。
  • 寒汰曰く「フィリピンでは国際結婚の手続きは千ペソもかからない」
    • これまた、日本の常識の押し付けである。「日本では結婚手続きは無料。だからフィリピンでも安いはず」と勝手に思い込んでいる寒汰である。現実にはフィリピンの結婚手続きには様々面倒があり意外に費用がかかる。ましてや国際結婚となると手続きだけで費用も時間もかかる。千ペソでは全くすまない。結婚したこともないのに、妄想だけで語る寒汰の真骨頂である。
  • 寒汰曰く「フィリピンのクリスマスでは恋人と過ごすのが当たり前」
    • 日本ではクリスマスは恋人と過ごすものであるが、フィリピンや米国ではクリスマスは家族と過ごすのが定番である。寒汰はことごとく、フィリピンの現実を何もしらないのに、日本の常識をそのまま押し付けて知ったかぶりしているのである。
  • 寒汰曰く「フィリピンは成田から4時間、サンパギータの薫りがフィリピンへの到着を告げる」
    • 現実にフィリピンのニノイ・アキノ空港について最初に漂ってくるのはかび臭い臭いである。寒汰の脳内ではそれがサンパギータの匂いに変換されるのであろう。羨ましいほどおめでたいと言うべきか。

見ればみるほど、寒汰の見ているフィリピン(そして日本も)現実のそれとは異なる。

7年間通って、基本的な習慣やマナー、金銭感覚などを全く理解していない。日本の常識を無理やりフィリピンに当てはめて妄想しているだけである。

もはや同じ国の話をしているとは思えない。寒汰の脳内にはフィリピンとは似て非なるフィリピソという別の国でもあるのだろうか。

(続く)

About plastictakata
暗黒の国フィリピンやパッツン天国タイでばら撒き、自主パト、凸凹するのが趣味の57歳のオサーンです

4 Responses to フィリピン比較文化論 – 誰でもスーパーマンになれる VI

  1. AC says:

    フィリピソ www

    暗黒諸島の暗黒階層らとだけしか接しないから寒汰は余計にこーゆー認識なんでしょうか。

    しかしいくら暗黒階層の連中とだけといっても、ここまで勝手な解釈とは。。。 taxとfee/fareとかをごっちゃにするのはまさに暗黒階層の連中そのままかもしれないですけどね。

    毎月のように渡比、かあ。ほんと、現地のどこへ行き、どんな連中と接し(付き合い、ではないでしょうね)、何をしてりゃこんな勘違いになるのか不思議です。

    そして、その暗黒階層のねーちゃんたちとの「会話」もすべて「会話している(相手は自分の言う事を理解し自分は相手の言うことを理解している)」という、本人の妄想なんでしょーねー。うーむ、怖いです w

    誰か一度現地のどこか田舎に「いいとこだから一緒に行こう」とかいって連れてゆき、その後本人を置いて帰り放置プレーとかしてみるとオモシロイかも www

    • ACさん、

      フィリピンと似て非なる国、「フィリピソ」は某Bさんにいただいたアイデアですw

      そう、寒汰は暗黒界層しか接したことがないし
      しかも語学ができないので全然コミュニケーションとれてないんですよ。
      通じてると思い込んでいるだけ。

      相手はカネがもらえるから頷いているだけで、寒汰の言うことは聞いてもない。
      また、寒汰は相手言っていることを完全に自分の妄想にあてはめてるだけです。
      でも、寒汰ほどではないにせよ、そういうオサーンは少なからず居ますねw

      しっかし、7年間毎月フィリピンに通ってこの間違いだらけというのも本当にすごいですよね。
      何を見ても目に入ってないし、勘違いばかりしてるんでしょうね。

      放置プレー楽しそうですねww
      それこそ、寒汰を唯一地方に連れていってくれたT矢さんあたりにお願いしてみましょうかwww

      • AC says:

        > 似て非なる国

        パラレルワールドですね w

        > カネがもらえるから頷いているだけ
        > そういうオサーンは少なからず居ます

        少なからずとゆーよりたーくさんいる、ではないかと w

        特に暗黒階層の連中のほとんどは「ガイコクジン財布」の話なんか元々聞いちゃいませんが、わかったフリ聞いているフリするから余計たちが悪いです。知り合いの米国人(渡比歴あり、というか以前駐屯 w)は、「P人はdeceive(ごまかし、うそ)の天才だ」と言ってましたが、私も同感です。まあ、天才というにはおこがましいガキんちょのウソみたいのも多いですけど。

        それにしても、寒汰の立ち寄り先ことごとく私のそれとは違うことは幸運でした w

      • ACさん、

        > パラレルワールドですね w

        はい、まさにそうですw

        > 「ガイコクジン財布」の話なんか元々聞いちゃいませんが、わかったフリ聞いている

        ですね〜。アホらしくて聞いてられないでしょうけど、カネがもらえるからとりあえず満面の笑顔でさも聞いているようなふりをしますね。

        deceive ですか。よく聞いた言葉です。
        ピーナによく私が deceive すると言われましたwww
        ま、狐と狸の化かし合いですけどね。
        いや、猿と類人猿の騙し合いというべきなw

        > 天才というにはおこがましいガキんちょのウソみたいのも多いですけど。

        ですね。でもそれに騙されるオサーンも多い。まさかそこまで大嘘をつくとは思ってないからでしょうね。
        まさか全部知ったかぶりと妄想だと思わないから信じてしまう寒汰ブログと同じw

        寒汰の立ち寄る場所はよほどの初心者でないと行かないところばかりですねww

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