マニラカラオケ経営理論 – カラオケ(KTV)編 XIV

マラテのカラオケ(KTV)、バホレディーを震撼させた寒汰の二回目の来訪は終わった。

寒汰が帰ると言った時に指名子のロラ子はうれしさのあまり涙を流した。

それを見た寒汰は例によって完全に勘違いした。

ゲヒヒヒヒといつもの下品な笑いを浮かべながら

「お前、俺に惚れた!心配するな!俺、また来る!次は一緒にホテル行く、約束な!」

と言いながら、汚い臭い顔をロラ子に近づけロラ子の顔をなめまわした。

異常に臭い唾液で顔をべたべたにされ、ロラ子はその場に崩れ落ちてしまった。

これを見て、さすがに人がいいふくちゃん店長も決意した。

「我慢もこれまで。次に店に来たらただではおかない。」

はたして、その後、日本に帰った寒汰はブログにバホレディ店内の盗撮写真を掲載し、そして店の悪口を書きまくった。

10/30, 10/31 のエントリがそれである。

  • カラオケ店は持ち込みを無料で認めろ
  • つまみは俺の好みのものを出せ
  • 無料で出せ
  • 俺の注文に応じて料理の量を1/4にして値段を1/3にしろ
  • 店の規則は俺のために曲げろ

つまみろ自分のために無料で出せなど、もはや客ですらない。

しかし、寒汰は自分は超上得意客で、店長もロラ子も自分のことを好きで好きで仕方がなくなっていると考えていた。

いよいよ運命の日がやってきた。寒汰がマラテのバホレディに三度現れたのである。

11/15,マニラにやってきた寒汰は空港からバホレディに直行した。

寒汰の妄想内ではロラ子はすっかり寒汰に惚れきっており、今晩こそ寒汰に抱かれたくて待ちきれないことになっていたのである。

寒汰は股間から異常に臭い液を噴出させながらバホレディにやってきた。

果たして、やはり片手には異常に汚いビニール袋を握っており、腐ったバナナと安いJINROが入っていた。

持ち込みはお断りだと何度言っても理解しない寒汰であった。

その寒汰の姿を見て、店には緊張が走った。

ロラ子はトイレに駆け込み、中で大泣きをはじめた。

もう彼女にとってこれ以上寒汰の接客をするのは精神的に不可能に近かった。

その時、店長のふくちゃんは、寒汰の姿を見るとプロペラキッド氏に電話をした。

ふくちゃん「実際、困るんですよね。いくらプロペラさんの友達だからってあんな客を連れてこられたら」

プロペラ「あー、寒汰は俺の友達じゃないから。あの人は仲間はずれ一匹狼。ま、迷惑なようならどこへでも突き出しいいから。」

ふくちゃん「そういうことならうちもプロペラさんの知り合いだからってもう遠慮しませんよ」

プロペラ「好きにして。じゃ!」

寒汰が無二の親友と頼むプロペラ氏は関わり合いを恐れてさっさと電話をうちきった。


さて、ボックス席では、寒汰が既に座っていた。そして水と氷を持ってきたスタッフにはこう言い放った。

「おい、水と氷は無料だ!ファーストフード行ったら水と氷は無料でもらえる。だからここでも無料だ!」

毎度のことではあるが、あまりに勝手な言い分に店全体がまたしても凍った。

そして、常識はずれな要求をする寒汰の横では溝鼠に捧げられた花嫁のごとく、ロラ子がグスグスと泣いていた。

寒汰はジンロを水で割ってグビグビ飲み始めた。

「地産地消だ。やっぱりフィリピンではフィリピンの酒を飲むに限る。」

周囲の誰もが「ジンロは韓国の酒だよ」と思ったが、怖くて誰も言い出せなかった。

酔っ払うと寒汰はいつも以上の荒唐無稽な自慢話をはじめた。

「俺、経済の専門家。だから景気対策知ってる!自給自足が最高の経済だ。だから俺、日本製品愛用する!サムスン製品なんか買う奴は朝鮮人だ!分かるか? 日本製品を愛用する俺、偉い!」

そして、韓国製のジンロをまたグビリと飲んだ。

「いいか? 自給自足経済が一番いいんだ。なんでも自国製を買うのがいいんだ。お前ら、覚えておけ!」

周囲の誰もが思った。

『そんなに自国製が良いのなら、わざわざフィリピンに女を買いに来ずに日本で女を買ってください』

「自給自足経済、最高。俺、本当に経済に詳しいだろう。お前、俺に惚れたな?俺、偉い!」

自給自足より自国が相対的に優位な産業に特化するのが世界全体にとってよいというリカードの「比較優位」理論は

経済学の初歩の初歩であるが、人類の科学を超越した寒汰理論の前ではそんなものは軽く吹き飛ばされていた。

気分のよくなった寒汰は今度は店長のふくちゃんを呼びつけ、自分勝手な経営理論を語り始めた。

ろくに何も知らないくせに、説教たれたがるのはフィリピン嵌りのオサーンの特徴であるが、寒汰のそれはやはり常軌を逸していた。

寒汰「いいか?カラオケ(KTV)の売りは何か分かるか?」

ふくちゃん「え?そりゃ可愛い女の子がどれだけ良いサービスするかだと思いますが…」

寒汰「違う!」

ドン、と寒汰はテーブルを叩いた。テーブルにひびが入りふくちゃんは顔がひきつった。

ロラ子は一層身を縮こまらせた。

寒汰「お前、経営が分かってない!カラオケ(KTV)に来る客は何を求めてくるんだ?」

ふくちゃん「女の子と楽しくお酒飲んだり、あわよくば凸凹したいから…」

寒汰は再び大声で怒鳴った。「違う!」

ふくちゃんはさすがに不服そうな表情を隠し切れずに言った「じゃあ、お客さんは何を求めてカラオケに来るんですか?」

寒汰は隣のロラ子のブラの中に手を入れ、痛がるロラ子を無視して思いっきり胸をもみしだきながら言った。

「女なんか関係ない!客は食べ物が欲しくてカラオケ店に来るんだ!」

ふくちゃん「はあ、それは斬新な説ですね…」

寒汰は褒められたと思って、ゲヒヒヒと嫌な笑い声をたてながら、今度はロラ子のスカートの中に無理やり太い手を入れながら言った。

寒汰「そうだろう?俺、経営の天才だからな。客はな、女なんか欲しくない。食べ物が欲しくて店にやってくるんだ。だからな、カラオケ店の売りは食べ物なんだ!」

『売りが食べ物だというなら、それを無料にしろとかダダこねるなよ』と、ふくちゃんは思ったが声には出さなかった。

ふくちゃん「恐れながら..当店ではサンドイッチ、フルーツ、お寿司、焼きそば、大抵の食べものをご用意してますが。」

すると、寒汰は激高して言った。

「うるさい!口答えするな!食べ物が無料じゃないだろう!おまけに俺の好きな食べ物ない!けしからん!こんな店俺が潰してやる!」

頭が悪いくせにプライドだけが妙に高い寒汰はズバリポイントをつかれるといつも激怒するのだった。

『どうして、あんたの好みにあわせて店の食べ物をそろえなきゃいけないんだ。あんた何様だよ。』とふくちゃんは内心思った。

ふくちゃんが寒汰の意見に納得したと思った寒汰は調子にのって続けた。

「いいか?だからな、いい店は、女は無料、食べ物も無料。俺の好みに全部あわせる!そういうことだ。ゲヒヒヒヒ!」

この一言でふくちゃんはふっきれた。これはもう完全な恐喝だからだ。

「私、他の接客がありますので、失礼します」

そう言って、ふくちゃんは、階下のセキュリティを呼びに降りていった。

店長のふくちゃんが居なくなった後も寒汰の狼藉は続いた。

今度はお得意の盗撮である。

店の女の子のスカートの中の写真をとりはじめたのだ。

店のそこら中で悲鳴があがった。

(続く)

About plastictakata
暗黒の国フィリピンやパッツン天国タイでばら撒き、自主パト、凸凹するのが趣味の57歳のオサーンです

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