寒汰と自称女子大生の売春婦「アドボ子」物語 I – 出会い

アドボ子は子持ちの主婦。25歳。旦那はろくに働きもしないフィリピーノ。

もちろん、魔尼羅の売春婦の典型パターンで出来ちゃった婚だ。

アドボ子はクスリ代が欲しい時など、たまに魔尼羅(マニラ)一の援交場所であるLAカフェにやってくる。

色黒でブサイクな彼女は客に人気があるわけではないが、童顔なので、たまに勘違いした白人が連れだしてくれることがある。

自分の売りを既に理解しているアドボ子はいつも年齢を6歳サバを読んで19歳ということにしている。10代だと聞くと客の食いつきが全然違うからだ。

ある日、アドボ子は一人の日本人の老人に買われた。

異常に汚くて臭い男だった。浮浪者の臭いのするフィッシングジャケットと迷走パンツ(迷彩色のパンツをなぜかその日本人は「迷走パンツ」と呼んでいたw)は暗黒臭が濃く漂うLAカフェでも異常に浮いていた。

他の女の子は必死で目をあわせないようにしていがが、その日どうしてもクスリをやりたかったアドボ子はその客で我慢することにした。

素人が何より好きだというその臭い客に

「こんな場所に素人の女が来るわけないだろうが!テメーは馬鹿か?素人ならわざわざフィリピンまで来ずに母国の日本で探せ、このゴミクズ野郎!」と内心毒づきながらも

「そうなの〜?私も素人なの。こんな場所に来るのは初めて。今日は友だちがどうしてもって言うから嫌々来たの。」

と、猫なで声をだしながら得意の営業スマイルで言った。この程度の芸が出来なければ売春婦はつとまらない。

男は「お前、仕事なにしてる!若そうだが、学生か?俺、素人大好き!俺、女子大生大好き!でへへへ」と気持ち悪い声で言った。

野太いその声はどう聞いても変態の悪役そのものだ。

アドボ子はあまりの気持ち悪さに吐きそになったが、職業上の勘でこれは金になるな、と一瞬で悟り客の気を引くことを言った。

「あらそうなの〜? 私、現役の女子大生なの〜。」

もちろん大嘘なのだが、友達で専門学校に通っている。日本人のバカにはColledge(ほぼ専門学校同然)とUniversity(大学)の区別もつかないし、この異常に臭い日本人はとりわけバカそうだ。なんとでもごまかせるだろう。それで大金をもらえるならしめたものだ。そう、アドボ子は思った。

ただこの異常に臭いのはちょっと我慢の限界を超える。

アドボ子は、残り一回分のシャブを片手にトイレに行った。シャブでもやらないとこの臭い日本人の相手など務まりそうになかったからだ。

これが自称女子大生の売春婦アドボ子と寒汰の出会いであった。

(続く)

About plastictakata
暗黒の国フィリピンやパッツン天国タイでばら撒き、自主パト、凸凹するのが趣味の57歳のオサーンです

2 Responses to 寒汰と自称女子大生の売春婦「アドボ子」物語 I – 出会い

  1. 亀甲仮面 says:

    ぎゃははは・・・・wwww。
    笑えます・・・・。 

    この先はどーなっていくのでしょうか??
    楽しみでつ。

  2. 亀甲仮面さん、

    ははは。寒汰の行動を観察してたらつい書きたくなってしまいました。

    とりあえず9話までで完結しました。
    いかがでしたでしょうか?w

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